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不正請求と虚偽の報告 7回の監査の末に指定取り消し

投稿日:2017年1月8日 更新日: 【カテゴリー:事件・事故

通所介護で約827万円の不正

北九州市は12月28日、介護サービス事業所に対する指定取り消しの行政処分を実施した。

行政処分を受けたのは、北九州市八幡西区の有限会社ハートフル商事。処分対象の事業所は、「ハートフルデイサービスセンター」(通所介護)、「ハートフル介護サービス」(訪問介護)、「ケアプランセンターハートフル北九州」(居宅介護支援)となる。

指定取り消しの理由は、不正請求と虚偽の報告・答弁など。

看護職員1名が未配置にも関わらず介護報酬を減算せずに介護報酬の請求を行っていたほか、提供していない訪問介護サービスのサービス提供記録を作成し介護報酬の請求を行っていた。

不正請求額は、加算金を含めて通所介護で約827万円、訪問介護で約12万円となる。

7回の監査、4回の事情聴取

北九州市は2016年7月に実地指導を実施し、9月から11月にかけて7回の監査、4回の事情聴取を行ったが、帳簿書類の提出・提示等において虚偽の報告をしたり、虚偽の答弁をしたりすることが確認されたため、弁明の機会として12月14日に聴聞を開催したうえで、22日に指定の取り消しを通知した。

現在25名が該当の事業所を利用しているため、利用者が引き続き適切にサービスを受けることができるように、北九州市も利用者からの相談を直接受け付けるようにするなどして援助していく。

(画像は北九州市のホームページより)

▼外部リンク

北九州市 介護サービス事業所に対する行政処分(指定取消し)について
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/16800241.html

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