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【レポート】第1回一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会

投稿日:2019年6月6日 更新日: 【カテゴリー:介護保険・政府

2019年5月27日、厚生労働省において「第1回一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会」が開催されました。今回は、「座長の選出について」「今後のスケジュールについて」「一般介護予防事業等について」を議題として、議論が行われました。
ここでは、一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会での議論についてご紹介しますので、ぜひご一読ください。

【目次】

一般介護予防事業とは?

一般介護予防事業とは、2014年の制度改正により市町村での実施が義務付けられている介護予防・日常生活支援総合事業の中の枠組みの一つです。
事業の内容としては、以下の5つになります。

介護予防把握事業

地域の実情に応じて収集した情報等の活⽤により、閉じこもり等の何らかの⽀援を要する者を把握し、住⺠主体の介護予防活動へつなげる。

介護予防普及啓発事業

介護予防活動の普及・啓発を⾏う。

地域介護予防活動⽀援事業

市町村が介護予防に資すると判断する地域における住⺠主体の通いの場等の介護予防活動の育成・⽀援を⾏う。

⼀般介護予防事業評価事業

介護保険事業計画に定める⽬標値の達成状況等の検証を⾏い、⼀般介護予防事業の事業評価を⾏う。

地域リハビリテーション活動⽀援事業

地域における介護予防の取組を機能強化するために、通所、訪問、地域ケア会議、サービス担当者会議、住⺠主体の通いの場等へのリハビリテーション専⾨職等の関与を促進する。

一般介護予防事業の実例

多くの実例が紹介されていますが、ここではその中からいくつかをご紹介します。

高知県高知市 運動・口腔機能向上のための住民主体の体操の取組

住⺠が主体的に取り組むことができる体操「いきいき百歳体操」「かみかみ百歳体操」「しゃきしゃき百歳体操」を考案し、地域に根付くように取組を実施している。
高知市:いきいき百歳体操 
https://www.city.kochi.kochi.jp/uploaded/attachment/31890.pdf
高知市:かみかみ百歳体操
https://www.city.kochi.kochi.jp/uploaded/attachment/66513.pdf
高知市:しゃきしゃき百歳体操
https://www.city.kochi.kochi.jp/uploaded/attachment/43253.pdf

奈良県⽣駒市 住⺠主体の通いの場の充実

「⼿軽・気軽・身軽」を合⾔葉に、地域の関係者に必要性の理解を促す取組を開始し、通いの場を拡⼤。地域ケア会議において地域課題を把握し、「わくわく教室」「地域型のびのび教室」「脳の若返り教室」「⾼齢者サロン」「ひまわりの集い」「いきいき百歳体操」「コグニサイズ教室」「認知症カフェ」など必要とされる様々な事業を創出し、取組を実施している。

東京都⻄東京市 職能団体を巻き込んだ取組

フレイルチェックを通じて、職能団体との共催によるフレイル予防講演会の開催、都議会議員、市議会議員の関⼼の向上、⾼齢者部⾨と健康部⾨が⼀体となったイベントの開催などの取組を実施している。
各分野へ取組が波及することにより、専⾨職の関わりの場としてミニ講座を実施、講師として、柔道整復師、管理栄養⼠、⻭科衛⽣⼠、薬剤師等の専⾨職が、簡単にできるフレイル対策を参加市⺠に伝えている。

一般介護予防事業の検討内容

一般介護予防事業の検討する項目として、以下のような論点が挙げられ、また、検討会では、構成員の方々から様々な意見が出ました。

論点

●⼀般介護予防事業等の現状果たしている機能等を踏まえ、今後求められる機能をどのように考えるか。
●通いの場を始めとする⼀般介護予防事業等の充実を図る観点から、住⺠主体の通いの場という点は維持しつつ効果的な取組を進めるため、専⾨職の関与の⽅策等について、どのように考えるか。
●介護予防・⽇常⽣活⽀援総合事業における⼀般介護予防事業として、他事業との連携⽅策や効果的な実施⽅策等について、どのように考えるか。
●取組状況にばらつきが⼤きいことも踏まえ、効果的・効率的な取組を強化する観点から、⼀般介護予防事業等のPDCAサイクルに沿った更なる推進⽅策についてどのように考えるか。

具体的な検討内容

●就労を組み合わせることによる効果的な実施について
●民間企業の取組との連携により効率的な実施について
●専門職の効果的、効率的な関与の方法等について
●効果的な実施のための情報収集等と既存の情報の活用について
など

まとめ

一般介護予防事業は、市町村に実施が義務付けられ、全市町村で実施されていますが、取組の状況は地域によって異なっています。
日本では、これから総人口が減少し、高齢者の割合は増加しますので、誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現に向けて、一般介護予防事業は重要な役割を担っています。
介護事業所を経営する上で、地域の一般介護予防事業について情報を収集し、協力していくことが必要となっています。

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