超高齢社会に向けて 今後わんまいるが展開したいビジネスは?


投稿日: 更新日:

健幸ディナー・・高齢者からのニーズは高く、ラジオで紹介されて反響を呼ぶ

弊社は、以前は営業所のない地域にお住まいの方に健幸ディナーをお届けしていませんでした。ところが、2013年にテレビ局から取材を受けて以来、番組を見たお客様から、他ではこういったメニューは買えないので、送料を支払うから宅急便で送ってほしい、といった声を多くいただくようになりました。そこで、宅配便を使って、東大阪のセンターから直接お客様宅へのお届けを開始したのです。

 

出荷数が少ないと送料が高くなるので、安くするにはどうしたらよいか?

 

件数を増やすしかないと思っていました。その矢先に、ラジオ大阪さんから旬の手作りおかずセットの紹介を依頼されました。買い物に不便を感じている視聴者が多いから、というのです。番組に生出演させていただきますと、すごい反響で、それなら、と昨年の2015年4月より大阪府泉佐野市でコールセンターを設け、ラジオ大阪を皮切りに、毎日放送.朝日放送、ラジオ関西、KBS京都と、関西のラジオ局の生番組に出演しました。

 

KBS京都さんからは、公開生放送に呼んでいただき、4000人もの来場者に向けて、大試食会を開催しました。どこからこれだけの高齢者の皆様が集まってくるのか? とびっくりするほどの盛況ぶりでした。

 

新潟・東京首都圏、中部地区、関西地区、四国や九州と営業所のある各地域のラジオ局にも出向き、生番組の出演を実現したいのですが、物理的に無理があるため、時代劇や昔の人気映画、ドラマなどを多く放映し高齢者からの視聴率が高い、全国版のBS・CS放送で、3月から事前収録したもので、メニューをご紹介できるようになりました。
まずは四季に合わせて生産者と計画栽培した旬の野菜や食材を使ったものを紹介していくつもりです。

 

KBS京都さんからは、公開生放送に呼んでいただき、4000人もの来場者に向けて、大試食会を開催しました。どこからこれだけの高齢者の皆様が集まってくるのか? とびっくりするほどの盛況ぶりでした。

 

今の季節ですと、水ナスで有名な大阪府泉佐野市若手こだわり農家4Hクラブが作った、美味しい旬の越冬キャベツを用いたロールキャベツをおすすめしています。牛・豚・鶏三種類の合挽き肉と玉葱を混ぜ合わせた種を、この越冬キャベツで包み、ソースには皮をむいたトマトをミキサーにかけ酸味を利かせています。じっくりと煮込んであるので、体の温まる一品です。無茶苦茶美味しいです。

 

旬に合わせてメニューも変更するので、早くも夏に向けての内容を、考え中です。

 

5月からは気温が15度を超え始め、水ナスの収穫時期に入るので、これを夏野菜と一緒に使ったカレーか、あるいは琵琶湖で小鮎が獲れ出すので、新玉ねぎと合わせた南蛮漬にしようか、メインメニューに悩んでいるところです。


大阪泉佐野産ロールキャベツ トマトソース煮セット

デイやグループホーム、サ高住、特養など高齢者施設を対象に。一人分からお届けOKのお惣菜&軽食専用卸売サイトを開設

もともと、弊社の本業は買物に不便を感じている高齢者の方への御用聞き宅配サービスでしたが、この春より、新たに、高齢者施設様向けのお惣菜や軽食の卸販売「健幸厨房」を、さらにスタートさせることとなりました。

 

最近では、わんまいるの営業所のある自治体、特に昨年から社会福祉協議会が主催し、地元の居宅介護事業者が集まる会などで、試食説明を依頼されたり、連絡協議会に参加を求められたりする機会が増え、ニーズを実感したからです。デイサービスやグループホーム、サービス付き高齢者住宅や特別養護老人ホームの経営陣の方々にも働きかけをさせていただいた結果、高齢者施設でも健幸ディナーを使えないか? と多く言われるようになってきました。

 

特に職員の人数の少ないデイなどでは厨房がなく、宅配弁当を取って提供しているので、利用者の方々は自宅でも同じメニューの宅配弁当になってしまうことも多く、飽きてしまったり、美味しくない!と言う声が多く聞かれるそうです。次第に僕も、これに対応してさしあげたい、と思うようになりました。

 

厨房を持たないデイや小規模の施設などは、赤字にならないための食事提供のしかたを模索している

デイサービスを併設している小規模の施設などでは、昼間はデイサービスの食事も、施設の昼食と兼ねているので厨房で作っても採算が合いますが、夜は職員の人数が少なく、人件費も赤字になってしまう。だから、晩御飯は厨房で作らず、わんまいるの個食パック冷凍おかずセットを利用したい。これなら解凍して盛りつけるだけなので、人件費もかからずロスもない。しかもおかずセット以外にもお好み焼き・たこやき・スパゲティー、グラタン・丼の具など軽食の品揃えが充実しているので、それも使わせてほしいと言われます。また、デイサービスのご利用者様の自宅用の食事としても、デイにいらっしゃる間に注文を聞き、送迎時にお届けできるようにしたい、などさまざまなご相談や問い合わせをいただきます。

 

弊社の強みは、一品からでも一食からでもお届けができて、しかも営業所がある場所なら臨機応変にご相談にも応じられること。しかも、ご利用者様を事業所に紹介するなど、連携して取り組めることも多いと感じています。介護保険制度改正でお困りの経営者の皆様と、協働してお役に立ちたいと思っています。4月1日からは、卸専用サイトも開設する計画です。問い合わせや相談にも臨機応変に対応していきます。


試食会の様子

<hide_rss2_start

自治体版オムニチャンネル、店舗とネットと御用聞きを融合し、タブレット端末を活用した「ラストわんまいる」

実はわんまいるは、オリジナルの手作り冷凍食品の品ぞろえは強いのですが、野菜や果物、お刺身やパン、豆腐、などチルド品や生鮮食品の取り扱いがありません。わんまいるに加盟いただいている滋賀県東近江市の食品スーパーさんでは、オープンして2年ほどになりますが、ずっと売り上げが伸びています。

その地域では、お刺身や果物、豆腐や納豆など生鮮食品やチルド品の利用が多く、わんまいるの冷凍惣菜と合わせて注文利用されています。

 

そういった実績から、考えついたのが、地域の食品スーパーと連携して、御用聞きで生鮮品やチルド商品の注文も合わせてお聞きし、スーパーへ商品を引き取りに行って、一緒に届けてさしあげる、いうアイディアです。そうすれば、買物に不自由している方々にきっと喜んでいただけると感じていました。

 

そんな折、今年春に大阪で有名な食品スーパーさんが弊社本社の近くにオープンすると聞きました。弊社の冷凍・常温の集約センターの運営、物流をすべて任せている物流会社とこのスーパーさんとは、古くからのおつき合いがあって、両社が大きくなれたのもお互いの協力があったからといいます。

 

ちょうどいい機会なので、この物流会社の常務に僕のアイディアを話してみたところ、面白いな! すぐ聞いてみるわ! と言ってくれました。これまでは自社商品しか届けることをしていませんでしたが、食品スーパーを始め、ドラッグトア、ホームセンターなどの商品も一緒に御用聞きして、引き取りに行き、一緒に届けるのです。そのほうが、わんまいるとしても配達効率が良くなります。

しかも、これらの商品をアプリに搭載して、自治体のホームページにアップします。この見守り&買い物支援のアプリ「ラストわんまいる」は、携帯端末のタブレットやスマホから多くの商品が一括注文できます。わんまいるの営業所がまとめて宅配サービスを担うことで、自治体版オムニチャンネル、店舗とネットを融合した新しい御用聞き宅配サービスが誕生することになりました。

 

ヘルパーさんやケアマネさんなど、介護サービスを提供する方達にもどんどん知っていただき、ご利用いただければと思っています。

 

道の駅を拠点に、デイサービスや周辺住民への買物支援サービスを提案

去る1月20日、地方創生担当大臣の石破氏旗揚げによる小さな拠点づくりフォーラムが開催されました。

 

少子高齢化時代を迎え、新しい街づくりの一環で小さな拠点をつくり、そこを中心とした住民サービス、見守り&買い物支援、生活支援を行うというものです。僕も昨年、経済産業省に全国の道の駅を拠点として、デイサービスを誘致し、リハビリ&美味しい食事を提供できる、通うことが楽しみになって健康寿命延伸にもつながるヘルスケア・介護予防施設の提案をしました。

 

さらに送迎時に自宅用として商品を届けるサービス、さらには、デイサービス利用中の空き時間を利用して、道の駅に集まる商品も合わせて届けることのできる周辺住民への宅配サービスを提供すれば、すごく喜ばれると提案いたしました。そんなことから兵庫県新温泉町や静岡県小山町などに、新しくできる道の駅や商工会、経済産業局などからも相談が寄せられ、この度も、エス・エム・エス様のご紹介で、高齢者向けフィットネスクラブのようなデイサービスを全国に展開する事業所の方にも、このサービスをご紹介する予定です。

 

全国の道の駅の活性化支援ポータルサイト「未知倶楽部」を運営する地球の歩き方T&Eの中村社長にもご提案をし、この取り組みに関心を持っていただいています。僕も仕事柄、地方の生産者様や自治体とのつながりが多く、特に道の駅の事務局を担当されていた自治体の職員の皆様からもいろんな相談を受けます。現在道の駅は全国に1050ヵ所、今年も100ヵ所ほどできるときいており、道の駅を拠点としたデイサービスへの展開は、地域住民の憩いの場所づくりの側面だけでなく、送迎車を使った地域住民への宅配サービスとしての側面も求められています。

 

生産者と提携、地産地消、健康な食事、食品ロス防止、農商工連携6次産業化を

道の駅には、地域の生産者からとれたての野菜や食材が集まります。ところが、道の駅には保存スペースがなく、毎日集まってくるとれたての食材は、まだまだ十分食べられるにもかかわらず、当日分が売れ残ると廃棄になります。

 

僕は現場を見ていていつも、もったいない!と思っていました。これらも含め道の駅に集まる食材を使い、道の駅構内に惣菜加工場を設立して、惣菜をつくり、急速冷凍してフードコートで販売したり、地域住民への配食サービスを行ったり、さらには周辺の学校や高齢者施設、病院でご利用いただければ、食品のロス防止、地産地消、農業・漁業の振興、健康な食事の供給、地域の雇用にもつながると考えます。

 

弊社が推奨する真空調理はスチームコンベクションというスチームとオーブンて調整して調理するいわばパンを焼くオーブンとおなじ仕組みです。ですから、素人でもレシピどおりに行えば、簡単に調理できるのです。真空パックの作業や袋詰めは簡単作業なので、シルバー人材や知的障害者の雇用にもつながります。

 

僕は全国各地域の道の駅に集まる食材を使い、農商工連携や6次化の予算を活用して小さな拠点を作り、惣菜加工場を設立し、6次化のアドバイザー企業として、メニュー開発から調理指導、運営、販売までをご支援していくつもりです。

 

ニッポンの故郷おかずを、全国で消費、さらに海外へ・・・クールジャパン、グローバル連携へ

これら道の駅でつくるおかずや地域名産品、ご当地グルメなどの開発・販売・お届けを、以前よりさまざまな方と連携して、取り組ませていただいています。

 

笑いの力でニッポンを元気にする、よしもとクリエイティブエージェンシー様は、全国の各地域の自治体で、吉本新喜劇や所属芸人によるイベントを開催、そこで県内の道の駅の商品を紹介しています。

 

わんまいるでも同様に、地域の食材を使い、古くから伝わるその地域ならではの故郷おかずを再現してつくり、「ニッポンの故郷おかず」として、全国に売り出し、弊社カタログにも掲載して、取り扱っていきたいと考えています。郷土料理やご飯の友などは、とても好評をいただいています。

 

僕もこれまで多くの地域名産品を開発してきましたが、これからも皆様に喜んでいただけるような商品の開発を続けていきます。

 

そして、日本各地域で古くから伝わる故郷おかず、この伝統文化を海外へも伝えたいと考えています。

 

これからは、クールジャパン機構にも協力していただき、農・工・商・流通とグローバルに連携して、「ニッポンの故郷おかず」を世界にもどんどん広げていきたいと夢見ています。

 

-

執筆者:

関連記事

no image

共に学び、共に歩む在宅医療カレッジ〜未来を変えるために今出来ることを〜ー1

月一回のペースで開催している医療法人社団悠翔会の佐々木淳先生が主催する「在宅医療カレッジ」。住み馴れた地域や我が家で最期まで暮らすためにはどうしたいいのか、職種を超えて学んでいます。今回は先月日経ホー …

no image

地域包括ケアの難しさ―――ケアマネはやはり連携の要か

目次1 医療と介護が連携する場合、同じ市内の診療所医師のほうが進めやすい2 在宅医療の確保には限界があるのでは? 在宅医療をしない診療所医師の問題はどうなる3 地域包括ケアシステムにだれが責任をもって …

no image

国分寺市における地域のマネジメントVol.2 第6期国分寺市介護保険事業計画を知る

目次1 国分寺市における「第6期介護保険事業計画」の目的は?2 ケアマネの質向上が在宅介護のカギになる。3 認知症対策には早期発見を促す仕掛けを4 実態調査から、総合事業の内容を検討していく。 国分寺 …

no image

平成29年度介護報酬改定における処遇改善加算の改定率アップについて

今回は第135回社会保障審議会介護給付費分科会資料から今年の4月から処遇改善加算の改定率がアップする件について、新たに加わったキャリアパス要件IIIや加算率の比較をした内容をお伝えしたいと思います。 …

no image

「一億総活躍社会」の構想で介護業界はどのように変わるか?

平成27年9月24日の総裁記者会見において安倍首相が、次のような宣言をしました。   目指すは「一億総活躍」社会。少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も、人口1億人を維持する。その国家としての …