介護に対する負のイメージの払しょくには、小学校での教育が重要―未来をつくるKaigoカフェVol.2


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小学校での出張カフェの取り組み

カフェでは、通常の介護職や介護に関わる方同士の対話の場を定期的に開催しながら、同時に小学校でも、介護の魅力や奥深さをわかりやすく伝えるための授業を「出張カフェ」という形で継続して行っています。

 

その取り組みについては、昨年、厚労省主催で開催された、第3回介護人材確保地域戦略会議において、「小中高における介護・福祉教育の具体的な実践」というテーマで、プレゼンさせていただきました。

 

介護人材確保では、質と量の拡大が叫ばれて久しいですが、実際にはなかなか思うように進まない現実があることも確かです。その要因の一つに、長い目で見た対策を立てることが難しい、という点があげられます。その都度の対応や企画での効果は、短いスパンで考えれば、一部の関心層に対して働きかけられるかもしれませんが、持続的な確保へつながるかと言えば、そうとは言えません。

 

人材確保について、これまで度々考える機会や企画に恵まれ、本当に必要なのはやはり教育ではないか、と私自身、感じるにいたりました。

 

介護のイメージをよくするためには、子どものころからの教育が大事

以前某サイトにて、「介護は重労働、低賃金」と教科書で言い切られたことが紹介され、その表現に対して、賛否両論が起こったと聞きます。このように、介護のイメージをマイナスに固定化するような価値観を植え付ける情報等が、世の中には多々氾濫しています。家庭内においても、たとえば子どもが介護の仕事に就きたいと思っても、親から、「大学に行ってまでなぜ介護の仕事をするの?」などと言われたりして、介護という仕事に対して親が抱いているマイナスの価値観に大きく影響され、介護の仕事に就くことを諦めるケースもあるようです。

このような状況を見るにつけ、小さいころから介護に関するプラスの価値観を醸成する教育を継続的に提供していくことは、これからの超高齢社会、日本を担う介護人材を創出するために、欠かせない点ではないかと感じています。

 

小学校でのカフェの取り組みを通じて、子ども達が核家族化の影響もあり、高齢者や介護の仕事に触れる機会がほとんどなく、知るきっかけがないということ、そして先生側も、個人差があり、福祉介護教育の必要性を感じている教員は少ないということがわかりました。理解のある先生に、たまたまご縁で巡り合うことができ、カフェの取り組みはスタートしていますが、継続的な関わりとして定着させていくためには、やはり地域の事業者、行政、教育委員会などが連携をし、官民一体となって取り組んでいくことが必要だと感じました。

 

介護の仕事の真実を楽しさも交え、発信していきたい

子どもからの感想として、「介護の仕事は大変そうだけど、楽しそうだと思った」、そんな声が聞かれたとき、私はまさに「これだ!」と思いました。大変だけど、楽しい、やりがいがある。そんな現実をこれまでの福祉・介護は伝えることができていなかったのではないか? 私自身にとっても、とても心に響いた感想でした。

 

今回、厚労省でのプレゼンを通じて、各都道府県の介護人材確保担当者の方へその必要性を訴えることができたことはとてもいい経験でした。

 

私自身、これからもカフェらしい切り口から、介護の仕事の真実を楽しさも交え発信していき、行政の方に限らず一般の方にもその必要性を感じてもらえる機会を増やしていけたら、と思っています。

※厚労省主催で開催された第3回介護人材確保地域戦略会議にて

 

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