介護にまつわる身近なテーマをもとに集い、自由な対話を楽しむ―未来をつくるKaigoカフェVol.1


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私たち介護職がもっと自分らしくいきいきと働くために

なぜ私がkaigoカフェを始めようと思ったかというと、自身が介護現場で長く働き、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネージャーと資格を取得し従事するなかで、果たして今のままケアマネジャーとして働き続けることで、自分の目ざすべきゴールは見つかるのだろうか? そして、利用者の方のその人らしさを支援をする私たち介護職が、もっと自分らしくいきいきと働くためにはどうすればよいだろうか? と常々考えていたからです。

 

そんなとき、ソーシャルネットワーク上で、介護業界をさまざまな形で変えようと努力されている方の存在を知りました。組織の中の決められたレールの上ではなく、自分なりに貢献できる方法があるのではないか、また、これまで問題意識として感じていた「対話」を通じて前向きなつながりをつくることができないか、と感じ、フェイスブック上で仲間を募ったのがきっかけです。

 

カフェは、勉強会や研修会ではなく自由な対話形式で進めていくのが特長

Kaigoカフェは、「カフェ」という名前が表すとおり、講師から講義を受けるといったスクール形式の勉強会や研修会ではありません。

今までに、「介護職の魅力」「職場における環境づくり」「介護保険外サービスの未来」「地域に暮らしの保健室をつくるには」「地域に開かれた高齢者住宅の可能性とは」など、介護福祉にまつわるテーマを設け、自由なかたちで対話を行ってきました。

 

参加者は現場の介護職から経営者、医師や看護師、理学療法士や作業療法士、人材派遣会社や介護保険外サービス、学生や一般企業の方などバラエティーに富んでいます。

これまで延べ2500人以上の方に参加いただいていますが、来てくれた方同士でイベントや勉強会を開催したり、同様のカフェを他地域で開催したり、さまざまな形で有機的なつながりを生み出しています。

 

肩書や役職を外して語り合うことで生まれる情報発信力やチーム力

私自身、介護業界で長く働いているのでわかるのですが、現場の大半は経営的な問題から最低限の人員で仕事をしているので、なかなか人を育てることまで手が回らない状況にあります。

 

その点、対話にはお金がかかりませんので、介護はもちろん、医療や看護に関わる現場でもぜひ取り入れていただきたいと思っています。

 

会議などの場とは異なり、お互いが考えていること、悩んでいることを、肩書に関係なく出し合って意見交換をすることで、参加者各自の情報発信力やチーム力を高めることになりますし、さらに気づきも促し、日常に埋没することを防いでくれることにもつながります。

 

コミュニケーションギャップ、多職種との連携に悩む現場にとってヒントが得られる場に

特に医療や看護関係者との連携においては、お互いの視点の違いから、理解し合えないことも多い現状があるなか、こうした場でのファシリテーターを経験することで、自然と問題解決能力やコミュニケーション能力が身につき高まるとともに、職場でのコミュニケーションの質も高まります。

ですから、こういった自由な対話の場を取り入れることで、長い目でみれば組織としても成熟していけると思うのです。

 

カフェのような場は、現場でのコミュニケーションギャップ、他職種との連携の難しさに悩んでいた当事者である自分自身にとって、もっとも必要な場であったと言えるかもしれません。

 

これからも、私と同様の悩みを抱える介護に関わる人々がカフェに集い、カフェでの出会いと対話を通じて、自分なりの行動のヒントを持ち帰ってもらえる場であれたら、と思っていますし、そのような場を、さまざまな強みを持つ仲間とともにつくっていけたら、と考えています。


Kaigoカフェでの対話風景

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