

確かに成功した!と実感することはなかなか無いかもしれないのぉ。わしが介護事業の成功事例を載せるから是非参考にするのじゃ

ほう!わしも、この成功事例を超えられるように頑張るぞ!
ただ今、日本は少子高齢化が急速に進み、2020年には65歳以上の方が、人口の30%を占めるといわれています。
そのため、今後介護事業業界は成長していくでしょう。その反面、競争も増していくと予測されます。
ここでは、成長し続ける介護事業所に関して述べていきます。一読し、今後の経営の参考にしてくだされば幸いです。
介護事業における成功の定義とは
成功の定義は様々
成功と一言で言ってもその定義は様々です。
企業理念の実現を成功とするのか? 総ご利用者数や稼働率などの業務的なKPIを指標とするのか?
売上や利益などの経営指標を指標とするのか?
企業や経営者の数だけ定義が存在すると思いますが、介護現場で勤める私が見てきた成功の定義を述べていきたいと思います。
私は今まで有料老人ホーム、在宅ヘルパー、デイサービスと各介護現場で働かせていただきました。
これまで私が勤務した現場で、「成功しているな」と感じた特徴に、ご利用者様の評判が良い、顧客満足度を満たしていることが挙げられます。
現在、高齢社会化が進む我が国ですが、高齢者が多い=客足が絶えないとお思いの事業主の方はいませんか。
それは大きな間違いです。大手だからといって評判が悪ければ、ご利用者様は来ません。当たり前のことですが、理解されていない事業主の方が多いです。
私が考える介護事業における成功の定義とは、「顧客満足度を満たしている」ということです。では、顧客満足度を満たすには、どうしたら良いのか考えて行きましょう。
介護事業で成功する方法
介護事業の成功のポイントとは?
では、成功の定義で述べた顧客満足度を満たすには、どうすればよいのでしょうか。
ご利用者と職員の環境整備
利益にとらわれず、ご利用者様が快適に過ごせる空間作り、また、職員が働きやすい環境作りが大切です。
高価な機材や豪華な家具があれば良いというわけではありません。いざ自分が介護を受ける側になった時「この施設なら利用したい」と思えるよう、自分の身に置き換えて、過ごしやすい環境を作りましょう。
また、経費削減を理由に必要物品などを削るのではなく、数量を減らしてでも必ず常備しましょう。
ご利用者様のパーソナルデータなど職員間・事業所全体での情報共有、周知に社員が誰でも情報を得られるように、クラウドサービスなどの活用もオススメです。
ご利用者のニーズにあったプラン、プログラムを考える
ご利用者様の目線に立ち、ニーズに沿ったプラン、プログラムを取り入れることが顧客満足度につながります。ご利用者にアンケートを取るのも良いでしょう。
長期勤務ができる職員の確保、人材育成
現在の介護業界はどこも人員不足に悩まされています。
同じ事業所に長年働いている職員は、事業所の経営理念や方針を深く理解し、ご利用者様のニーズなども見抜ける貴重な人材です。
その人材を継続して確保することは事業所にとって死活問題です。世代交代があるため継続的な人材育成は重要です。
経験の浅い職員には教育係をつけ、研修などに積極的に参加させるなど学ぶ機会を与えましょう。
しかし、せっかく育てた人材も離職してしまえば意味がありません。
ここで重要なのは、長期勤務している職員を手放さない様にするにはどうすれば良いかです。
賃金もその理由になりますが、やはり「この職場で頑張りたい」と思わせるような、職場環境を作ることが大切だと私は考えます。
いくら給料が良くても、「この職場では働きたくない」と思えば、人材は自然と離れていきます。
ニーズを察知し、真摯な対応を徹底する
ご利用者様やご家族様は豪華な施設に来たいのではなく、ご利用者様のことを考えて対応してくれる、安心して託せる職員がいる施設にくるのだと思います。
ですから、職員がコロコロ変わる事業所は、ご利用者側のニーズを受け取れず、ご利用者減少につながります。
一方で、施設側も全てのニーズに応えられるわけではありませんので、経営理念と利益にそったしっかりとした線引きは必要です。
必ず顧客満足度と利益は比例しています。1つのクレームでも見逃さず真摯に受け止め、対応することが大切です。
介護事業においては長い目で見る事も重要です。
最初から成功したという事例はあまりなく、むしろ最初から売り上げが良かった事業所は早くに無くなります。焦らず地盤を固めコツコツと進めるのが、成功のカギだと言えます。
介護事業における成功事例
ここでは、介護事業で成功した事例を紹介したいと思います。
普通のデイサービスが、エリア1位に上り詰めるまで
某介護事業所のデイサービス部門で、新しくデイサービスを開設した時の話です。
開業当初より職員が少なく、資金も乏しいため、リハビリ機材や余暇の時間に使用する物品などが不足していました。
そんな時に事業所を救ったのが、職員のチームワークです。
例えば、ご利用者様に使用していただく道具などは、職員がアイデアを出し合って手作りしていました。
また、設備が充実していない分、ご利用者様との会話に多くの時間を割いたことも特長です。
コミュニケーションを取り続けることで、ご利用者のニーズをすくい取り、希望に添ったプログラムを職員で計画・実行しました。
こうした地道な努力の結果、段々と事業所の評判と集客数が上昇し、売り上げにも反映され始めました。
そしてついには、介護事業所のデイサービス部門でエリア1位まで上り詰めることができたのです。
この事例は、職員が団結して勝ち取った成功と言えるのではないでしょうか。
まとめ
「成功」と、言葉で表すのは簡単ですが、それは人によって定義が異なるため、実現するのは容易ではないと思います。
介護業界は心が折れる場面がいくつもあります。そんな時に事業主がどんな時にも折れない信念を持っているというのは、自分を支える大きな力となってくれます。
介護業界で成功するには情報収集力、分析力、判断力、活用力、情報共有などが様々な場面で重要になります。
そこで得た情報を元に、顧客満足度を満たせるようにぜひ頑張っていただけたら幸いです。この記事が少しでも役に立ったなと思われたら、シェアをお願いいたします。
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わしも、介護事業を開業してから長いが、成功の基準とかあるのかのぉ?