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サービス付き高齢者向け住宅の収支計画書とは?資金調達を考えている方は必見

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サービス付き高齢者向け住宅を立ち上げるにあたり、多額の資金が必要になりますが、収支計画書についてしっかりと理解されていますでしょうか。
ここでは、サービス付き高齢者向け住宅の収支計画書について説明していきます。

高齢者住宅

サービス付き高齢者向け住宅における収支計画書の重要性

収支計画書とは、直近一年間の事業(会社)の収益予測を示した推移表を指します。
収支計画書作成のメリットを挙げると、以下の2点が挙げられます。

  • 事業開始後の売上げと費用のバランスが明確になる
    損益分岐点や借入金の返済ペースが把握でき、常に将来を予測しながら事業運営を行うことができます。
  • 金融機関から融資を受けやすくなる
    収益と費用の見込みを客観的に示し、採算が取れる事業だと伝えることができれば、審査が通りやすくなるでしょう。

収支計画書の必須項目

売上高 収益の計画を記入します。
具体的にどの事業でどれだけの収益が見込めるのか、希望的観測ではなく現実的な金額を記入しましょう。
当期で売れる商品に対する仕入れの総額見込みを記入します。
売上原価(仕入れなど) 当期で売れる商品に対する仕入れの総額見込みを記入します。

借入金返済に使える原資がどれくらい残るかを記入します。

売上総利益 売上から売上原価を引いた値を記入します。
販売費および一般管理費 変動費と固定費に分類し、それぞれ記入します。

  • 変動費
    売上規模によって支出が変わる費用を書きます。
    水道光熱費や旅費交通費、通信費、広告宣伝費、消耗品費などが挙げられます。
  • 固定費
    売上に関係なく、一定額生じる費用を記入します。
    福利厚生費や人件費、減価償却費、家賃などが挙げられます。
営業利益 売上総利益から販売費および一般管理費を引いた値を記入します。
経常利益 営業利益に営業以外から発生した収益を足して、そこから営業以外から発生した費用を引いた値を記入します。
税引き前利益 経常利益に特別に発生した利益を足して、そこから特別に生じた損失を引いた値を記入します。
法人税など 税引き前に法人税率を掛けた値が目安と言われており、それを記入します
当期純利益 税引き前の利益から法人税などを引いた値を記入します
借入金返済

サービス付き高齢者向け住宅収支計画書の項目

一般的に、事業内容に合わせた小さな項目を前項で示した各項目内に記入します。
例えば、売上の中に店舗での販売による売上とインターネットでの販売による売上の項目を設けます。

サービス付き高齢者向け住宅の収支計画書でも同様、収益の柱となる「介護保険収入」「家賃収入」「管理費収入」など、項目別に分けて記入します。

また、物件取得費用や改修費などの初期費用もしっかりと記入しましょう。

サービス付き高齢者向け住宅の収支計画書の注意点

  • 介護報酬
    介護保険制度下のサービスを提供した際、その対価として事業者に支払われる報酬を指しますが、サービス提供から入金までに2カ月程度の期間がかかります。
    そのため、収支計画書を作る上ではこの2カ月のタイムラグを考慮して計画しなければなりません。
    また、それを見越した上での資金調達が必要となるでしょう。
  • 税制優遇
    サービス付き高齢者向け住宅には、2019年3月末まで固定資産税や不動産取得税などの税制面で優遇措置が講じられています。
    適用される場合はこちらも記入しておきましょう。

まとめ

収支計画書をしっかりと作り込めば、資金調達も決して難しくなく、サービス付き高齢者向け住宅の運営も比較的スムーズに行えるでしょう。

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