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訪問看護事業の看板!製作のポイントや手順は?


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看板って見えれば一緒でしょ。木でも金属でも何でも良いよね?

そんなことないよ!耐久性、コストとか考えることはたくさんあるんだよ!

え、そうなんだ!?早速、看板について勉強しよう!

他業種や介護の経験があり訪問看護事業を始めようとする際に、手順やデザインをどのようにしたら良いかわからず困惑することの多い看板製作。

宣伝効果の高い看板の作り方、手順を知りたい方はぜひこの記事を参考にしてください。

看板

訪問看護の看板の役割

テレビに新聞、ラジオにネット。身近な所ではチラシやポケットティッシュの配付など現代ではさまざまな広告媒体があります。

その中でも、看板はどのような効果があるのでしょうか。実は、訪問看護事業の宣伝をする際に看板は使い勝手が良いのです。

会社の近くにある看板は、強い誘導力がある

看板の一番の強みは、「信頼感と親近感が生まれることでサービス利用へのハードルを一つ下げてくれること」です。

特に、会社の近くに設置することで「よく見るあの看板はここの会社のものだ」とわかることで、よりその効果が期待できます。

看板を見て飲食店に吸い込まれた経験がある方も多いと思いますが、訪問看護事業においても同じ効果が期待できるのです。

会社近くの看板前を通った人が、「どのようなサービスを提供しているのか」を一目で捉えることができる看板は、ネットなどを用いた宣伝が主流の現在でも、実はとても効果的なのです。

看板は「24時間宣伝し続ける」記憶に残る広告

チラシやテレビCMなど他の広告は一時的なものですが、広告は24時間同じ場所で事業の宣伝をし続けてくれるものです。

看板は、何度も目にすることによって、地域に住む住民の記憶に残りやすいという特徴があります。これは、地域に根付いて事業を展開する訪問看護においては大事なことといえます。

会社のイメージ(CI:コーポレートアイデンティティ)の確立

訪問看護サービスを提供する上で、「信頼感」は何よりも大切です。サービス内容をしっかりと伝える看板を設置していると「丁寧に運営している」と利用者に認識され、結果的に会社自体に良いイメージ効果が期待できます。

訪問看護の看板のデザイン

看板の目的を考える

看板設置の目的は大きく分けて二つあります。

まず一つ目として、看板をできるだけ多くの人に見てもらい自分の会社のことを知ってもらうことです。このためには、素通りされないように目に飛び込んでくるような印象的なデザインであることが必要ですね。

次に、看板を見た人が提供しているサービスや雰囲気に魅力を感じ、実際に利用してみようと考えることです。このためには看板の少ないスペースの中で、自分たちのサービスの強みや魅力的を伝えていくことが求められます。

看板のデザインはどんなものが良い?

看板のスペースは限られていますので、伝えたいことを盛り込みすぎるとガチャガチャとした印象になってしまい、一番伝えたいことが伝わらない危険性があります。デザインを考える前に以下の点をチェックしてみてください。

利用対象者は誰か

その看板を見て実際に利用して欲しいのはどのような人でしょうか。

伝えたいメッセージは何か

丁寧さ、笑顔、技術が高いなど訪問看護事業を行う上でのセールスポイントはたくさんありますが、どれが一番押し出したいポイントでしょうか。

色や文字は伝わりやすいものか

色は2色程度に抑えるとシンプルで伝わりやすいデザインになります。文字の色についても、淡い色だと見づらいので縁取りをするなど、見やすさに考慮した工夫がポイントです。

地域の景観も意識

看板は地域に継続して設置することになるので、地域の景観を汚してしまうデザインになっていないかどうかも、重要なポイントです。

例えばあまりに派手なデザインで地域の人に不快な思いをさせてしまっては逆効果になってしまうでしょう。また、地域によっては条例によってデザインが制限される場合もあります。

訪問看護の看板の製作手順・期間

看板を設置することが決まったら次は製作と設置です。どのような手順で製作を進めたら良いのでしょうか。

問い合わせから業者決定まで

まずはインターネットなどで調べて、希望に沿った看板製作ができそうな業者を候補とし、複数挙げます。その後、各業者に見積もり依頼をします。

この際、おおまかで構いませんのでご自身が考えている看板のイメージを伝えると、業者も正確な見積もりを出しやすくなります。

具体的には看板の設置予定位置、サイズ、素材、照明の有無などを伝えましょう。

この時点でデザイン案があれば合わせて伝えるようにします。デザイン案に関しては、決まっていない場合が多いと思いますので、この時点では無くても問題ありません。

業者によっては見積もり作成のために現地調査を行う場合があります。

打ち合わせ

見積もりを確認し業者を決定したら、詳細な打ち合わせを行います。看板の設置位置、サイズ、素材などについて業者から提案がありますから、一つずつ検討して決定しましょう。

デザインも打ち合わせの中で決定していきます。まずは業者に大まかなデザイン案やターゲットにしている人を伝え、つぎに複数のデザイン候補を作成してもらいます。

最後に、複数のデザインの中から最適なものを選び、製作へと入っていきます。

製作・設置

デザインなどが確定次第、業者が看板を実際に製作し、設置までを行います。設置後のメンテナンスはプランに含まれているところと、追加で発注する業者がありますので、必要に応じて検討してください。

製作期間としては、1ヶ月程度を目安に考えておくと良いでしょう。急ぎの場合には、最短で1週間程度でデザイン、設置までを完了できる場合もあります。

ただし、その場合には追加料金が必要なこともありますので、必ず確認するようにしましょう。

訪問看護の看板の製作費用

看板製作にかかる費用はどの程度なのでしょうか。看板の大きさや業者によってかなり金額に差が出てきます。

たとえば、60cm×180cmの看板の製作・設置の場合、費用は10万円~20万円程度が多いようです。

看板の製作にかかる費用の内訳は大きく分けてデザイン料、看板の製作、取り付け(運搬含む)費用ですが、大きく費用が変わるのは製作の部分です。

面積が広い店舗で開業する場合、看板のサイズも大きくなることで費用が高くなります。また、看板の骨組みに耐久性のある素材を使用する場合なども、値段が上がる要因です。

このように、看板の製作費用は業者によって大きな差がありますので、早い段階で業者を絞らず複数の業者から見積もりを取ることがポイントです。

手間を惜しまずに見積もりを取ることが、質も高く安い看板製作につながります。業者選びは慎重かつ計画的に進めるようにしましょう。

訪問看護の看板の勘定科目

看板を製作し設置した場合、会計上の処理はどのようにすれば良いのでしょうか。いくつかの種類に分けられますので、以下の表を参考にしてください。

なお、看板は長期的に使用することもできますし、価格によっては減価償却資産とみなされることもあります。

勘定科目 どのような看板? 備考
建物付属設備 建築物に固定して設置する場合 10万円未満は「消耗品費」として計上可
構築物 野外に設置する立て看板など
器具及び備品 簡易的な立て看板など 10万円未満では「消耗品」として扱うことも

訪問看護看板製作会社の選定方法

看板製作を担当する業者を選定する際には、大きく分けて二つの選択肢があります。

一つは広告代理店や店舗装飾業者を選ぶ場合。

これらの業態の業者は、自社では看板を製作する技術を持っていませんが、元々広告や店舗全体の装飾を主な業務としている会社なのでクライアントの要望に合わせた多様なデザインを提案する力が高いです。

ただし、製作自体は看板製作会社に委託することもあり、看板製作会社に直接依頼するよりも費用は高くなります。特に広告代理店の場合、コンサルティング料などもかかってくるので予算に余裕がない場合には厳しいでしょう。

もう一つの選択肢は看板製作会社に直接依頼する方法です。
看板製作会社とひとくちに言っても、業者によって得意な分野は異なります。例えば電飾を用いた看板が得意な業者や、アルミを使った看板が得意な業者など、その得意分野は千差万別。

自分たちの店舗の形態などに合わせて考慮し、選定する必要があります。

その際、見積もりの金額だけではなく、これまでの製作実績や対応の良さ、アフターケアが充実しているかといった総合的な視点で選ぶことが、満足のいく看板製作には何より大切です。

訪問看護の看板製作に関するルール・規則

訪問看護の看板を製作する際に把握しておかなければならない法律がいくつかあります。主に設置に関するものですが、中にはサイズに関することなど、製作の段階で知っておくべき法律もあります。

事前にこれらを知ったうえで製作に取り掛かることが大切です。

看板製作に関係してくる法律として屋外広告法、道路法、道路交通法、建築基準法などがあります。一つずつどのように関係してくるかを説明します。

屋外広告法

これは、地域の美観を保つことや住民に危害を加えることにならないように、屋外に掲示する広告を制限する法律です。

学校や図書館などの公共施設、美観を損ねる恐れがあるエリアへの掲示を禁止するなどさまざまな制限があります。

しかし、自店舗への掲示に関してはよほど周囲の景観を損ねるものでない限り、制限はないと考えて良いでしょう。

道路法、道路交通法

立て看板などを設置する際に、道路法が関わる場合があります。所有する敷地内に設置する場合であっても、ポールが敷地内に、看板部が歩道部分に突き出たものを設置する際には「道路占有許可」が必要になります。看板の種類によって関係する法律です。

さらに、道路交通法による「道路使用許可」も必要になる場合があります。

建築基準法

一般的なサイズの看板ならば建築基準は関係しません。ただし、4mを超えるものを設置する場合には工作物としての申請が必要になります。

店舗の看板として設置する場合、申請が必要になることや法律に抵触することはほとんどありません。

しかし、自治体ごとに屋外広告法に関係する看板に関する条例が定められていることもあるので、事前に役場に問い合わせて確認しておくと安心です。

これらの他、広告の内容に関して医療法や不当景品類及び不当表示防止法の規定にも注意が必要です。

訪問看護の看板の耐用年数

看板の耐用年数はどのくらいの期間なのでしょうか。以下に法定耐用年数を表にまとめましたので参考にしてください。

これはあくまで会計処理上使用する決まりです。環境や他のさまざまな要因によって、実際に使用可能な年数は変わって来るでしょう。

例えば、風雪にさらされやすい地域において看板の劣化は進みやすいでしょうが、メンテナンスを行っていれば耐久度は保たれている場合もあります。

特に屋外の看板の落下は、時として大事故につながります。定期的なメンテナンスや、確認を怠らずに、安全を確保することが大切です。

どのような看板? 耐用年数
建築物に固定して設置する場合 金属製:18年
金属以外:10年
野外に設置する立て看板など 金属製:20年
金属以外:10年
簡易的な立て看板など 3年

まとめ

訪問看護の看板製作について説明してまいりました。
製作するにあたって、デザインや素材などご自身で決めることも多く、関連する法律や会計上の処理を事前に知っておく必要もあります。

しかし、今回説明したような基本的な部分だけ知っていれば安心です。デザインをしっかり検討し、地域の皆さんへ訴求力の高い看板を製作しましょう。

訪問看護事業へのニーズはこれからますます高まっていくと考えられていますが、開業にあたっては知識が必要な部分も多くあります。

看板の製作や法律に関する部分などの重要事項をしっかりと把握し、訪問看護事業の開業に挑戦していただければと思います。

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