独立開業・起業

覚えておきたい!介護の仕事を行う時の必需品とは?


投稿日: 更新日:

明日から、介護事業所で働くんだけど、必需品って何か分かる?

服装は動きやすいのがベストかな。僕みたいに金属の腕時計、ピアス、ネックレスつけてると利用者さんを怪我させる可能性あるから気をつけてね。

なるほどね!てか、カイポチ君はアクセサリー何もつけてないでしょ!!

僕、首輪もついてないね。

介護事業の新規立ち上げをする際、人員配置などの指定基準ばかりに注意するあまり、「事業所内には何を準備すれば良いの?」と思った方はいらっしゃいませんか?

本記事では、介護事業全般における業務を行う上での、必需品についてご紹介します。

これから開業しようとお考えの方はぜひ一読していただき、準備万端の体制で事業をスタートしていただければと思います。

必需品

介護の仕事を行う際の必需品について

ここでは、事業所に配置しておくべき備品と、各スタッフが携帯しておきたい備品についてそれぞれご紹介します。

事業所が準備しておきたいもの

マスク・アルコール消毒液などの衛生用品

介護事業全般に共通することですが、サービス提供において感染対策は必須です。

高齢者は免疫機能が低下しており、特に注意すべきは肺炎や感染性の腸炎です。世間で流行している時期、体調の悪いご利用者さん(スタッフも)がいる場合は、マスクの着用を徹底しましょう。

また、ご利用者さんに接触した後は、そのたびに速乾性のアルコールジェルなどで手指消毒を心がけましょう。

血圧計や体温計等のヘルスケア用品

医療機関の入院日数は年々短縮傾向にあり、介護施設に入所・通所される方の中には健康状態が不安定な方もおられます。

また、薬の影響や水分摂取が少ない場合では血圧が低い方も多く、サービス提供前と提供後の血圧測定は欠かせません。

入浴前には体温も測定し、医師からの注意事項に発熱に関しての記載がないかもしっかり確認しておきたいです。

歩行および移動補助具

施設系サービスでは準備されている事業所も多いですが、居宅系サービスにおいても車椅子や歩行器などの福祉用具は必要です。

普段は歩行されている方でも、体調によっては車椅子での移動を希望されることもあります。

また、機能訓練の一環として歩行練習を行う場合は、ご利用者さんに合わせて杖や歩行器など歩行補助具の選定が必要となります。

歩行補助具には様々な種類がありますが、使用頻度の高い福祉用具は押さえておきたいです。

生活用品、家具

比較的大きなものを挙げると、スタッフが更衣をするためのロッカーや、スタッフルームを区切るためのパーテーション、事務仕事を行うためのテーブルなどです。

細かいものでは事務用品一式や、スタッフ・ご利用者さんが使用する椅子などを、必要に応じて準備しておきたいです。

ただ、生活用品に関しては必要な際に買い足すことも容易であるため、思いつく範囲で準備していただいて構わないでしょう。

入浴および清掃用品

入浴時に必須なタオルやバスマットをはじめ、シャワーチェアーやバスボードなどの福祉用具も必要です。

背もたれや肘置き付きの椅子でなければ、転倒する可能性のあるご利用者さんや、浴槽のまたぎ動作が困難なご利用者さんも想定して、状態に合わせた入浴介助をしなければなりません。

清掃用品としては、ほうきやモップなどの基本的な備品に加えて、殺菌作用のある洗剤なども用意しておくことが望ましいです。

スタッフが身につけておきたいもの

ペンやシャチハタなどの事務用品

実際の介護業務以外にも、ご利用者さんごとの必要書類を作成する時間が多く、ボールペンや捺印のための印鑑は欠かせません。

ポロシャツの胸ポケットに入れている方も多いですが、介助の際にご利用者の顔に当たる可能性があるため、できればウエストポーチ等に収納することが望ましいです。

携行タイプの消毒ジェル

ご利用者さんの介助をするたびに、施設に備え付けの消毒ジェルのもとまで移動するのは非常に効率が悪いです。

よって、ポーチに入るサイズの消毒ジェル等を用意しておくことで、業務の効率化が図れます。

また、スタッフに衛生面の意識づけをするという観点からも望ましいです。

服装

事業所によってユニフォームは決まっていることが多いですが、ポロシャツやジャージが一般的です。

その理由は、介助をする際に動きやすいことと、吸汗性に優れていることが理由でしょう。

また、入浴介助の際は袖や裾をまくり上げることが多いため、柔軟性の高いユニフォームが好ましいです。

身につけないほうが良いもの

必要な備品を考える一方で、介護業務を行う上で身につけないほうが良いものを以下に挙げてみます。

金属製の腕時計

介助の際にご利用者さんの顔に接触して怪我をさせたり、人によっては金属アレルギーを持っていたりする方もおられます。

ゴム製や革製の腕時計に変更するか、ポケットに収納できるストップウォッチ型の時計が望ましいです。

ピアスやネックレス

介護業務では職員が汗をかく場面が多く、金属かぶれをすることがあります。

また、介護職員が装飾品をつけすぎていると、ご利用者さんやご家族から好印象にならないことが多いため、業務中は外すようにしましょう。

介護の夜勤を行う際の必需品について

介護老人福祉施設や介護老人保健施設など入所者さんのいる施設をはじめ、緊急時加算をとっている訪問看護や小規模多機能型の事業所では、24時間対応が必要となります。

仮眠中に呼び出されることもあるため、急な呼び出しに備えて準備しておきたいものを以下にご紹介します。

眠気覚ましと栄養補給

眠気覚ましに関しては、コーヒーや栄養ドリンクなどカフェイン含有の飲み物や、ミント味のガムが定番アイテムです。

また、刺激の強い目薬や洗顔剤などで、爽快感を得ることも有用です。

緊急時の訪問の場合は、車での移動時間があるので、栄養補給の時間に充てられます。

パンやチョコレートなど、すぐに糖分が取れる食べ物があったほうがよいので、鞄の中にいくつか入れておくことをおすすめします。

ただし、糖分の摂りすぎは眠気を助長するため注意が必要です。

フリースなどの防寒具

仮眠室にはソファや布団類を備え付けてある場合が多いですが、冬場は特に足元を暖めるためにもフリースは欠かせません。

また、夜間の訪問では移動中の車内でしっかり体を暖められるよう、社用車に常備しておくことも重要です。

仮眠のための着替え等

長い夜勤を乗り切るためには、仮眠時間でいかに眠れるかが重要なポイントとなります。

少し面倒臭いかもしれませんが、上だけでもトレーナーなどに着替えるほうがゆっくり休めます。

上下セットを用意しておくこともよいですが、緊急の呼び出しの際には着替えに時間をとられてしまうので注意しください。

その他の道具

夜勤帯は長時間勤務や緊急時対応など大変なイメージがありますが、実際には毎晩走り回っているわけでもありません。

待機中は比較的ゆったりできる時間も多く、ただボーッとしているのではなく時間を有効活用したいです。

パソコンでの仕事や書籍の読書など時間を有効に使える準備をしておくといいでしょう。

コミュニケーション

物品ではありませんが、長い勤務時間を乗り切るためにも他のスタッフとの会話は重要です。

普段忙しくて話せなくても、夜勤帯のゆったりした時間では仕事だけでなくプライベートについても情報交換できるものです。

人と話すことで時間が早く過ぎると感じるでしょうし、眠気覚ましの意味でもコミュニケーションは積極的にとるようにしましょう。

しかし、話に夢中になりすぎて職務を忘れてしまわないようにご注意を。

介護業種によって異なる必需品について

介護職といっても、勤務する事業所や業務内容によって必需品は異なってきます。ここでは事業所内の勤務ではない訪問介護と介護タクシーを例に挙げてみます。

介護タクシー業

介護タクシー業で使用する車両はいくつかの種類がありますが、多くのご利用者さんに対応するためには車椅子のまま乗り込めるリフト付きの車両が望ましいです。

ベースが軽自動車タイプのものから、ミニバンタイプのものまで様々ですので、予算に合わせて選ぶことができます。

また、一般のタクシー業では搭載が当たり前となったドライブレコーダーもあった方が良いです。万が一事故に遭った場合は、その時の状況を警察官に証拠提示しやすくなります。

訪問介護(入浴)

デイサービスなど設備の整った入浴とは違い、訪問入浴は実際にご利用者さんの自宅の浴室を使用して入浴介助を行います。

バリアフリーに改修済みの浴室や脱衣所なら良いですが、すべてがそうとは限りません。

転倒予防のためのシャワーチェアーや脱衣所に設置する椅子も準備しておきたいです。

また、洗体用・拭き上げ用のタオルも多めに準備しておきましょう。

まとめ

本記事では、介護現場における必需品についてご紹介しました。

事業所ごとに若干異なる部分はありますが、事務用品や衛生管理用品、基本的な福祉用具は準備しておきたいです。

夜勤に関しては、睡魔こそが最大の敵であり、いかに頭をスッキリさせておくかがカギです。

カフェイン飲料の摂取は代表的な対策ですが、近年では過剰摂取が健康被害を及ぼすというニュースも多いので体調管理には注意が必要です。

本記事でご紹介した対策を上手く組み合わせて、良い方法を見つけ出してください。

本記事が参考になったという方は、ぜひシェアをお願いします。

介護の開業を支援してくれる無料サービスを上手く利用することで、ご自身だけでは辛い開業準備も簡単に進められるようになります。 詳しくは、開業支援サービス(無料)の詳細をご覧ください。あなたにあった最適な開業支援をご提案いたします。

-独立開業・起業

執筆者:

関連記事

地域介護

地域密着型通所介護(小規模デイサービス)の指定基準を分かりやすく解説!

カイポチよ。地域密着型通所介護で開業しようとしているけど準備は進んでいるのかい? 心配しないで。今、この記事を読んで指定基準を学んでいる最中だから。 なるほど!最近はインターネットで勉強できるのか!び …

フランチャイズ

老人ホームのフランチャイズ開業のポイント!メリットやリスクは?

最近、高齢化が進んでいるからフランチャイズで老人ホームを開けば、儲かるでしょ 待つんじゃ!カイポチ!!そんなに世の中甘くないぞ!!この記事を読んで、勉強するのじゃ 分かったよ、おじいちゃん。もう一度勉 …

フランチャイズ

介護フランチャイズを利用するメリットとは?

フランチャイズみたいな横文字は苦手じゃ。フランチャイズに加盟して、経営するのは不安じゃな そんなことはありませんよ。この記事を読めば、介護フランチャイズを利用するメリットが分かるから。騙されたと思って …

経営

開業時から成功する訪問看護経営のポイント!

開業って始めてからが勝負だよね!! いや、開業はする前から勝負なのじゃ。詳しくはこの記事を見るのじゃ え~!そうなの!!今から準備をしないと 訪問看護事業所をこれから開業されようとしている皆さま。 実 …

小規模デイサービス(地域密着型通所介護)の開業で押えておきたいポイント

開業って気合いで成功するでしょ!! ・・・ ・・・ ・・・ はい、この記事読んでしっかり勉強します 地域包括ケアシステム構築の一端を担う小規模デイサービス(地域密着型通所介護)。 地域に根ざした介護サ …