独立開業・起業

訪問入浴フランチャイズで成功するには?これだけはおさえておきたい基礎知識!


投稿日: 更新日:

訪問入浴介護で開業したいんだけど、初めての開業だから不安だなぁ

そんな時はフランチャイズで始めてみてはどうじゃ?フランチャイザーが色々サポートしてくれるぞ

なるほど!フランチャイズだと不安な点とか聞けそうだし!!頼りになりそうだね!

訪問入浴をフランチャイズとして開業したらいいか迷っている方、どの訪問入浴フランチャイザーにしたらいいかお悩みの方など開業するときは様々な悩みが出てきます。

そのような問題点にお役に立てるように訪問入浴フランチャイズのメリットとデメリット、開業の問題点、開業の手順、フランチャイザーの探し方や選び方などをご紹介しますので、ぜひ、参考にしてください。

入浴

訪問入浴とは?

訪問入浴とは、自宅の浴槽で入浴が困難な人に対して、2、3人の訪問介護職員や看護師が移動入浴車を用いて自宅で入浴を行うサービスです。

特に寝たきりの方や四肢の麻痺が強い方が、横になったまま入浴したり、体全体を洗ったり出来ます。

清拭するだけと違い、入浴することによって副交感神経が活発になり、適度な疲れが出ます。

そのため、入浴後はぐっすりと眠ることが出来ます。

看護師が同行するので、床ずれやむくみなどのバイタルチェックも可能で、何かあっても早期に発見出来ます。

訪問入浴の場合、「水を特殊浴槽に引き込めるか」、「特殊浴層を広げるスペースがあるか」等の利用者の自宅の下調べが必要です。

その時の利用者の血圧や体温によって、入浴出来ない場合もあります。

訪問入浴フランチャイズのメリットとデメリット

訪問入浴フランチャイズのメリット

低コスト・短期間で開業出来る

メリットは介護の資格がいらず、未経験でも開業をすることが出来ます。

しかし、現実は資格を持っていない人だと介護技術がなく、彼ら自身が腰を痛めたり、利用者が不安になったりします。

有資格者がいることは、営業上のアピールポイントなどにすることもできます。

訪問入浴の場合、入浴車にかなりコストがかかります。

その上、事務所を借りたり、改装したりする初期費用や机や椅子、パソコンといった備品代等にもコストがかかります。

フランチャイズの場合、本店で一括購入するため、低コストで備品をそろえられるというメリットがあります。

初めて開業する人は開業について一から調べながら準備していると、書類をそろえたり、基準を満たすための準備や確認をしたりするだけでも時間がかかります。

しかし、フランチャイズに加盟していると、フランチャイザーがサポートしてくれるので、手間と労力を掛けなくて済みます。

介護事業を運営するためのノウハウや運営ツールを提供してもらえる

介護事業運営のノウハウ、運営のためのツール、介護保険請求ソフトなどが用意されているので、開業するための環境が整っています。

あとは本部のサポートを得ながら開業に向けて動き出すだけです。

その上、介護保険は3年ごとの改正の時にも各種書類作成のサポートや改正に適応するツールの提供などを随時受けることが出来ます。

フランチャイズに加盟している会員同士の情報を交換できる

フランチャイザーによっては、毎月オーナー定例会があります。

地域の情報の交換やケアマネ、地域のキーパーソン、困難事例を共有して相談することができ、その地域で介護事業をよりうまく運営できるように有益な情報を得ることが出来ます。

訪問入浴フランチャイズのデメリット

毎月の資金繰りが難しい

開業時はフランチャイズの場合でも事務所の物件取得費、入浴車にかかる費用、内装工事費、雇用した職員の人件費など必要です。

介護保険料は請求した月の翌月に支払われるので、原則、実質開業した時から2ヶ月以上先になります。

収益がなくても出費はあるので、初期費用がない人は日本政策金融公庫などで借り入れが必要になります。

その上、フランチャイズの場合、売上から毎月ロイヤリティを本部に払わなければならず、収支面で特に厳しく、人手不足の業界のため人件費もかさみ、予想以上に資金繰りが困難になります。

利用者が見込めればいいのですが、訪問入浴の場合、病気や入院になる確率が多い人が利用するので、利用者数の確保が難しくなる可能性もあります。

フランチャイズのブランドで経営は成り立たない

コンビニは商品にそれぞれのブランド力があるのですが、介護業界の場合、フランチャイズのブランド力にあまり頼ることが出来ません。

評判は個々の事業所のサービスや技術力にかかっているので、事業所のサービスや働く従業員の質を他事業所よりも上げることが重要になります。

フランチャイズ本部からの制約が多く、独自のサービスの展開が出来ない

本部からの指示に従うことが原則なので、独自でサービスを行いたいと思っても難しいです。

3年ごとに変わる「介護保険法」

介護保険法は3年ごとに大きな改正があり、運営基準や介護報酬の改定があります。

その時に見込みでいいと思っていても、3年後には収入減になる可能性があります。その都度、新しい事業計画や指標などを軌道修正する必要があります。

訪問入浴フランチャイズ開業の手順

訪問入浴フランチャイズ開業の手順は次の通りになります。

開業手順

問い合わせ、資料請求

いくつか介護フランチャイザーに問い合わせをして資料を請求します。加盟するフランチャイザーを検討します。

説明会への参加

それぞれのフランチャイザーが開いている説明会に参加し、セミナーを受けます。セミナー参加は何度でも構いません。

そして、そこで詳細を知ることによってどのフランチャイザーを選定するか目星をつけます。

フランチャイズ加盟

フランチャイズに加盟するための書類面接と審査を行い、それが通ったらフランチャイズに加盟契約することになります。

物件の選定、入浴車輌の準備

訪問入浴事業を行うことができ、利用者や家族が相談できる事務所スペースが必要です。

設備基準として「事業を行うための必要な広さの専用区画を要すること、入浴に必要な浴槽等の設備を整えること」と明記されています。

従って、事務室になる物件と、入浴車輌が最低1台は必要です。

人材採用・行政確認

訪問入浴をするための人員基準は従業者として看護師(看護師、准看護師)1名以上、介護職員2名以上(そのうち1名は常勤でサービス提供責任者とする)、専従、常勤の管理者として1名(但し、常勤の従事者と兼務は可能)です。ですから、最低3名程度の人員は必要です。

訪問入浴事業は法人格を取得することが必要です。事務室を確保したら、法人登記しないといけません。法人はNPOでも構いません。

本部からのサポートがありますので、それに基づいて行います。初期費用を借りたい場合は、日本政策金融公庫などが有利に借りることが可能です。その際に事業計画の提出が求められます。

事務スペースの改装工事開始

事務室としてのスペースの改装を始め、指定(認可)申請するまでに工事が終わっているようにします。

指定申請を行う

指定申請する書類を作成し、事務所のある都道府県等の自治体に申請を出します。

自治体によって申請書類が異なりますので、詳しくは各自治体、都道府県にお問い合わせください。

本部からのサポートがあるので、申請書類の作成をしやすいですが、自治体によって若干異なるので注意が必要です。

スタッフ研修

フランチャイズではスタッフの研修を行っています。スタッフの技術力、サービス力を高めることが出来ます。

事業所番号交付

申請を出した月から1~2ヶ月後くらいに結果が出ます。申請が通れば事業所番号が交付されて事業を始めることが出来ます。

事業開始

いよいよ訪問入浴事業を開始です。

開業費用

あるフランチャイズ加盟店では開業時に加盟金が200万円、保証金と研修費が各50万円ずつ必要です。

2ヶ月は介護報酬が入らないので、運転資金や人件費、諸費用を合わせると開業時は2000万円程度が必要となります。

しかし、フランチャイザーによっては最低の開業資金と運転資金を出してもらえる所もあるのでフランチャイザーをよく調べてから選ぶことが大切です。

開業にあたって準備するもの

備品として、入浴車、浴槽、書庫(個人情報保護のため鍵付きが望ましい)相談室の机、椅子、従業者の机、椅子、パソコン、電話、FAXなどが必要です。

訪問入浴フランチャイズ開業時のよく起こる問題

訪問入浴フランチャイズの場合は、起きる可能性がある問題やトラブルについて知っておく必要があります。

誤った売上予測

本部が加盟店に対してフランチャイズ加盟契約の勧誘の際に、誤った売上予測や収益予測などの不適切な説明を提示した場合は詐欺、詐欺的行為をしたとして加盟店が本部に対してその責任を追及するケースです。

守秘義務・競業避止義務に関するトラブル

加盟店はフランチャイズ本部の経営上のノウハウを外部に漏らさない義務(秘密保持義務)を負わされます。

さらにそちらを補完するために競業避止義務(同一・同種の事業等を行わない義務)も負わされることがあります。

契約終了後も競業避止義務がある場合があるので注意してください。それを守らなかった場合、本部とトラブルになることがあります。

訪問入浴フランチャイズの探し方

訪問入浴フランチャイズをどうやって探せばよいか迷うと思います。3、の手順で述べたように、資料や説明会に出席して比較しても良いし、下記の検索サイトを調べる方法もあります。

フランチャイズの窓口

直接、介護フランチャイザーに行く場合です。介護フランチャイザーでいくつか資料請求をして、説明会やセミナーに出席します。そこで、どの訪問入浴フランチャイズにするか決めます。

アントレnet

アントレnetは、リクルートグループの独立起業、フランチャイズ加盟、代理店加盟、業務委託などの総合情報サイトです。

フランチャイズ比較net

比較表やランキングサイトを経由して介護フランチャイズに行く場合です。それぞれのフランチャイズの内容、かかるコストや特徴、評判を知ることができて便利です。

フランチャイズ加盟店募集.net

フランチャイズ加盟募集の検索サイトから介護フランチャイズに行く場合です。開業資金を出してもらえる場合もあるので、よく調べてみると良いでしょう。

訪問入浴フランチャイズ加盟先の選び方

実績が長くあるフランチャイズ

まず、実績が長いフランチャイザーだと、ノウハウや従業員の研修が充実しています。

実績のあるフランチャイザーは多くのフランチャイジーのサポートをしているので、様々な経験から充実したサポート体制を持っています。アフターフォローがあるか、どうかも確認してください。

ロイヤリティかつ加盟料金が低いフランチャイズ

ロイヤリティが高いと、収益が出ても、出費が高くなります。開業前はフランチャイズの加盟料金やロイヤリティがどのくらいかを調べることが大事です。

まとめ

訪問入浴フランチャイズで失敗せずに開業するためにはフランチャイザー選びが重要です。

介護フランチャイズの場合は、知名度より事業所の技術力やサービスが大事ですがサポート体制のしっかりしたフランチャイザーや出来るだけ出費の少ないフランチャイザー選びが成功のカギとなるでしょう。

5/5 (2)

この記事を評価する

介護の開業を支援してくれる無料サービスを上手く利用することで、ご自身だけでは辛い開業準備も簡単に進められるようになります。 詳しくは、開業支援サービス(無料)の詳細をご覧ください。あなたにあった最適な開業支援をご提案いたします。

-独立開業・起業

執筆者:

関連記事

デイサービス開業資金

デイサービス開業時に必要な資金とは?

カイポチがデイサービスで開業するといっていたが、心配だなぁ。 心配しないで。この記事を読めば、開業資金について分かるから!! なるほど。カイポチはしっかりしてるから、わしが開業資金の援助をしなくても大 …

描いている人

デイサービス(通所介護)のロゴの簡単な作成方法

今度、僕のデイサービス事業所のロゴを作ろうと思うんだけどロゴってそんなに重要かな? 重要だよ!!ロゴは会社の顔だから変なロゴだと、事業所の印象も下がっちゃうよ! 確かに、企業のロゴって印象に残るもんね …

説明する女性

指定介護事業所の人員配置のルールは?常勤換算方法の計算を詳しく解説!

今度、介護事業所を開業しようとしているんだけど、常勤換算方法がよく分からないんだよね… そんな時に役に立つのが、この記事じゃ。人員配置のルール等も載っているから、この記事が助けになる事は間違いないぞ! …

理念

訪問介護の理念についてご紹介

私の居宅介護支援事業所の理念を「みんなハッピー」にしたんだけどどうかな? さすが、ここニャンちゃん!!天才だよ …企業理念は一度決めたら、なかなか変えられないよ。後悔しないように良く考えよ …

お金

介護給付費の算定についてご紹介

介護給付費算定って難しいなぁ・・・どうしよう。 確かに、介護保険の改正時にも単位数は変わるからのぉ。だが、介護給付費算定は事業経営において大切だからしっかり学んでいくのじゃ! そうだね!へこんでいる時 …