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ショートステイの経営とは

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ショートステイ経営って採算取れるの?

お!急な質問だね!正直、カイポチの手腕次第だね

やっぱり、そうだよね。経営頑張ります

介護保険給付対象のサービスに対して、既存の社会福祉法人や医療法人だけではなく、民間事業者の参入が始まり、多くのショートステイやデイサービスが開設されました。そのため、顧客獲得の競争は激しくなっています。

この記事では、ショートステイを経営する上でのポイントをご紹介します。現在経営されている方や、これからショートステイの開設を検討されている方は、ご一読ください。

チェス楽しむ老人

ショートステイを経営するとは

ショートステイとは?

ショートステイとは、在宅生活を送っている要介護者に対して、一時的に入所・宿泊ができるサービスのことです。

要支援1、2の方は、介護予防短期入所生活介護や介護予防短期療養介護となります。

特別養護老人ホームや老人保健施設のように、経営主体が社会福祉法人や医療法人に限定されているわけではないので、介護事業へ参入するためのハードルが低く一般事業者の参入が可能です。

ショートステイを利用する目的は?

ショートステイを利用する目的は多々あると思いますが、主に「レスパイトケア」を目的とし利用している方が多いようです。

在宅生活を長期的に継続する上では、介護される側はもちろんですが、家族などの“介護者の心身への負担軽減”が欠かせません。

一時的な入所・宿泊ではありますが、介護者が介護の負担から離れ、日々の疲れを癒す時間を持つことができます。

ショートステイの形態は?

併設型と単独型とがあり、部屋の種類も従来型と併設型とがあり人員配置基準が違ってきます。

また、ショートステイ事業者の指定を受けるには、人員基準・設備基準・運営基準を満たす必要があります。

ショートステイの経営にかかる費用

ショートステイの経営にはいくら必要?

ショートステイを開設し、国保連から介護報酬を受けとるまで2ヶ月を要するため、その期間の職員の給料や光熱費、施設整備費などをまかなう介護事業収入はありません。その間の介護事業費用を抑えておく必要があります。

どの程度を目安にすれば良いのか、厚生労働省では介護事業者の経営に関する実態調査を、毎年発表しています。

資料の根拠となるデータは、全国の老人福祉法と介護保険法に基づく事業所へ配布・回収したアンケートを基に、無作為に抽出されているため、信頼性が高いと言えます。

具体的な費用科目

ここでは、ショートステイの経営にどの様な費用が掛かってくるのか、大まかに記載します。

まず、費用として大きな物は人件費です。月額にして約267万2千円と費用総額の64%を占めています。人件費の他にも減価償却費が約26万8千円で6.4%になっています。

その他、雑費として約111万5千円の26.7%。その雑費のうち、業務委託費として約25万3千円6.3%となっています。借入金の利息も約2万5千円。以上が介護事業費用の概算金額と内訳になります。

ショートステイを経営する際の利益

ショートステイの利益ってどこから出るの?

経営者として気になるところが利益についてです。介護事業収益の項目がどのような金額と内訳かを記載します。

一番大きなものはやはり介護保険料となります。要介護度および要支援度に応じた基本利用料金と、サービス提供加算や機能訓練指導体制加算等様々な加算です。それらの介護料収入は約326万3千円です。

介護料収入の他に、居住費や食費、日常生活費、電気使用料、趣向的活動費などが各施設にて設定されており、介護保険料以外の収入として約90万7千円あります。

そして、補助金収入として約6千円、借入金補助金収入が約2千円です。以上が、介護事業収益の概算金額と項目になります。

ショートステイの経営は採算がとれるか

ご利用者数の推移や、一人当たりどれくらいの収支と費用がかかっているのかを前年度と比較します。

<2015年度決算> <2016年度決算>
平均定員数 13.6人 13.5人
延べご利用者数 355.3人 364.8人
ご利用者1人収入 12,073円 12,045円
ご利用者1人支出 11,687円 11,581円
差額 1人当たり 386円 464円
ご利用者総収入 4,289,537円 4,394,016円
ご利用者総支出 4,152,391円 4,224,749円
差額 総人数 137,146円 169,267円

上記の図のように2015年度の一人当たりの差額が368円です。総額にして137,146円の利益がありました。

2016年度の一人当たりの差額は464円。総額にして169,267円の利益となっており、前年度より32,121円増加している計算となります。

わずかな増加と思われますが在宅復帰への動きがますます強くなってきています。そのためショートステイを希望するご利用者が、増えることが予想されます。

ショートステイの経営改善方法

まず、重視するものは?

ショートステイは差別化の難しい介護事業です。安定した経営を継続するためには「空室率」を経営基準とするのではなく、「稼働率」を重視します。

安定した経営には稼働率を平均して95%以上でキープする必要があります。ショートステイは需要が高いため、稼働率を向上させるのはたやすいことと思われるかもしれません。

しかし、差別化が難しいからこそ、わずかな原因でご利用者が他事業所に流れていきます。こうした流れに右往左往しないためには、自分たちで“選ばれる理由”を作っていくことが大切です。

まずは、受け入れ態勢を強化しましょう。

通常、ショートステイの利用を希望するご利用者またはご家族は、担当のケアマネジャーに1ヶ月ほど前から利用希望日や日数を伝え、ショートステイの担当者と調整し、部屋の予約を取ることが必要です。

ですが、突発的に家族の心身状態が不安定になった、遠方での葬祭に出席しなければならないなど、急遽ショートステイの利用を打診される機会があった時に、スタッフが迅速に調整対応することによって、信頼を得ることができます。

空き状況などによってその時利用に繋がらなくても、迅速に対応できるスタッフがいるということが今後につながります。

他にも、医療依存度の高いご利用者を受け入れられるショートステイなどは、高い需要の反面供給が少ないため、差別化を図ることができます。

人材確保

利益を得るためにコストコントロールを行う際、最も大きい割合を占める人件費はまっさきに削除の対象になります。

しかし、法定基準以下の配置はできないため、人件費を削れない上に、スタッフを見直したからといってご利用者の介護度が下がるわけではありません。

むしろ、無理な人件費の削減は、業務の非効率化を招いてしまうだけです。

人材は「人財」と書かれるほど貴重なものです。ショートステイでは、多種多様なご利用者が、次々に入退所します。

また、ご利用中に逝去されることもあるため、臨機応変に対応ができる知識と技術を持っているスタッフは、何ものにも代えがたい人財です。

これは、ショートステイを経営する経営者が、肝に銘じなければならないことでしょう。

その他にも

介護ソフトや介護システムの導入で作業効率を上げます。計画書、予定表の管理や請求業務だけでなく、情報の共有ができるため円滑なサービス提供ができます。

まとめ

経営者にとって最重要なのは事業の成功です。

そのためこの記事を読んでいただいた方が、「他事業所との差別化と人財について一考する価値がある」、「ショートステイの開設や経営改善の参考になった」と思っていただき、多くの方にシェアいただければ幸いです。

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