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名刺で訪問看護ステーションのイメージアップ!ポイントを解説

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訪問看護は人と人との関わりが重要な仕事です。

利用者の方やご家族と初めて会う際には、人と人が関わるビジネスのマナーとして名刺を差し出すことになるでしょう。

ここでは、これから訪問看護で開業したいとお考えの方には知っておいていただきたい「訪問看護の名刺」について紹介していきます。

訪問看護における名刺のポイント

訪問看護に従事する人が名刺を必要とする理由は、大きく分けると2つあります。

まず「訪問看護業者として印象に残る情報媒体として」、もう一つは「省令を守るため」です。

では、それぞれの理由についてもっと詳しく解説していきましょう。

<印象に残る名刺>

名刺には、会社名・役職・氏名・会社の所在地・電話番号・メールアドレスなどを印刷するのが一般的です。

ところが、一般的に必要だと考えられる情報さえ印刷していれば名刺としての役割を十分に果たしてくれるのかといえば、それは間違いと言わざるを得ないでしょう。

名刺はただのメモ書きではありません。

名刺を渡した相手に自社や自分自身を覚えてもらうために、会社のロゴマーク・キャッチフレーズ・事業内容などを加えて「相手に印象づける程度のインパクト」を与える必要があるのです。

特に訪問看護に限らず介護業界は競合他社が多く、数ある名刺の中でも特に印象の強い名刺を作成する必要があると認識しておくべきでしょう。

訪問看護に従事する人の名刺で相手に強い印象を与えるためには、

  • 素材
  • 印刷方法
  • 表面加工
  • サイズや形状
  • 情報

にこだわりをもって作成すると良いでしょう。

  • 素材 名刺は漂白または無漂白の白色の紙で作成するのが一般的ですが、カラー素材も数多く用意されているので、会社のイメージカラーの紙を採用するのも良いでしょう。

    ただし、あまり鮮やかなカラーや視覚的にきつめのカラーは避けるほうが無難です。
    淡い青、緑、ピンクなどのカラーが柔らかなイメージを連想させるのでお勧めです。

    また、環境保護を考慮して再生紙を利用したり、スタイリッシュなイメージを与えるプラスチックや木材などの素材を採用するのも良いでしょう。

  • 印刷方法 名刺の印刷方法としては、従来は版を作成して直接転写する「活版印刷」や版から転写ローラーを介して転写する「オフセット印刷」が主流でした。

    ところが、いずれの印刷方法でも版を作成して大量に印刷することには優れていますが、小ロットの印刷には不向きという欠点がありました。
    そこでお勧めしたいのが「オンデマンド印刷」です。

    デザインデータとレーザープリンタがあればきめ細かいデザインを小ロットで作成することも可能なので、複数のスタッフのために50枚から100枚程度の小ロットを用意する程度ならコストパフォーマンス面でも優れています。

    コストカットを優先するならパソコンとインクジェットプリンタで自作する方法もありますが、プロの手が加わっていない自作の名刺はやはり見劣りしてしまうので、緊急で用意する場合を除いては避けるほうが懸命でしょう。

  • 表面加工 光沢感を持たせるコーティングや、反対にマットな感触に仕上げることも可能なので、素材のカラーなどに応じてイメージにマッチする表面加工を選択しましょう。

    事業所のロゴマーク部分をアルミ箔による「箔押し」で加工するのもインパクト大で効果的です。

  • サイズや形状 名刺を手に取っただけでインパクトを強くするのが「サイズや形状」へのこだわりです。

    一般的な名刺のサイズは91㎜×55㎜の4号サイズですが、あえて一回り小さなサイズにしたり、角をとって丸くしたり、二つ折にして情報欄を大きく採用するなどの工夫で、名刺に強いインパクトを与えます。

    訪問看護では、連絡事項などを追記できる二つ折名刺が便利になるシーンも多いでしょう。
    ただし、あまりにも突飛なサイズや形状の名刺は、先方が名刺ホルダーなどで管理する際に不便を感じることもあるので要注意です。

  • 情報 名称や所在地だけでなく、webサイトのURL、FacebookやTwitterなどSNSアカウントやQRコードを追記することでアクセスにつながれば、利用者やご家族が事業への理解を深めたり宣伝効果を高めることが期待できます。

<省令を守るため>

訪問介護に従事する人が名刺を持つもう一つの理由が「省令を守るため」です。

厚生労働省令では以下のように書かれています。

指定訪問介護事業者は、訪問介護員等に身分を証する書類を携行させ、初回訪問時及び利用者又はその家族から求められたときは、これを提示すべき旨を指導しなければならない。

(出展元:厚生労働省 指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準)

そして、この省令でいう「身分を証する書類」とは、訪問看護身分証などの形式を整えたものでなく名刺でも可とされています。

利用者や家族と初めて面会した際に、首にぶら下げた訪問看護身分証を提示すれば、省令が定めている身分証の提示は要件を満たすことになります。

しかし、訪問看護員自身を利用者や家族に印象付けて、名前を覚えてもらったり、連絡先などを控えてもらうには、訪問看護身分証を提示するだけでなく、名刺やカードを手渡すとより効果的です。

基本的には「身分証の提示」という省令をクリアするためではありますが、訪問看護身分証の携行と併せて名刺を差し出すことにより、名刺は訪問看護員を印象づける優秀なツールとなるのです。

訪問看護における名刺制作会社の選び方

<名刺制作会社の着目点>

名刺制作会社を選ぶ場合に着目してもらいたいポイントがあります。

最も重要なのは「訪問看護事業者としてのイメージにマッチした名刺を制作できるのか」です。

単に文字情報を羅列したような名刺しか制作できずデザイン性がない、スタイリッシュなデザインが主で訪問看護の柔らかなイメージにマッチしないなどの名刺制作会社は、他の条件が良いと感じても避けるほうが無難です。

次に着目したいのが価格です。

名刺は100枚単位でオーダーするのが一般的ですが、素材や印刷方法、仕上げなどによって価格が異なります。

さらに、版代などの扱いも名刺制作会社によって異なるので「次回以降の価格」まで視野にいれてコストを比較する必要があります。

納期も着目したいポイントの一つです。

できる限り短納期で対応できる名刺制作会社が望ましいのですが、名刺制作会社の中には「デザインは自社で、印刷仕上げは外注で」というスタイルで営業しているところもあります。

できる限り、デザインと印刷仕上げが一貫している名刺制作会社のほうが納期が短くなるのでお勧めです。

可能であれば名刺制作会社の規模にも着目したいところです。

システムがしっかりと構築されていて安心して依頼できる大きな企業、親身になってくれる個人経営の小さな名刺制作会社など、重視するポイントに応じて選択することでオーダーがスムーズになるでしょう。

訪問看護における名刺の価格

訪問看護事業者が名刺制作を検討する際に重要視していることは、やはり「価格」でしょう。

訪問看護の名刺の価格は、依頼する名刺制作会社や印刷方法などによって大きく差が生じます。
使用する素材、色数、ロゴなどのデザイン、片面・両面などによって価格が異なります。

また、2回目以降に変更箇所がある場合に版の修正料金が発生したり、近隣の名刺制作会社でなければ送料が必要になる場合もあります。

名刺制作会社を選ぶ際には、各社のwebサイトで自社が制作したい名刺の価格や送料などを総合的に計算すると良いでしょう。

ここでは、2つの名刺制作会社の価格を比較してみます。

それぞれ100枚単位でオーダーした際の価格なので、コストの目安としてください。

A社 B社
片面・白黒 1,450円 980円
片面・カラー 2,430円 980円
両面・白黒 2,430円 1,370円
両面・カラー 3,400円 1,370円
初回デザイン料金 1,500円 なし
その他のサービス なし 文字の厚盛り加工付き 1,980円
送料 350円 500円
納期 翌営業日までに出荷 3営業日以内に出荷

A社は片面・両面、白黒・カラーの区別で料金が異なり、初回の版代もかかります。

一方のB社は片面・両面の区別だけで文字の厚盛り加工など特殊なサービスが売りとなっています。

送料を含めてもB社のほうが安価かつ多彩ではありますが、A社は翌営業日に出荷、B社は3営業日以内に出荷という面でスピード感は優っています。

この表ではたった2社だけの比較ですが、インターネットで検索すればもっと多くの名刺制作会社がヒットします。

カラーや特殊加工、デザイン性などで個性を打ち出すも良し、色づかいなどシンプルな差別化にとどめて納期や価格を重視するも良し、どこを重視して名刺制作会社を選ぶのかをよく見極めて比較を重ねましょう。

訪問看護における名刺の制作手順

訪問看護における名刺を制作する手順を説明しましょう。

大まかな手順は

  1. 注文
  2. デザイン作成
  3. 提案を受けたデザインのチェック
  4. 修正
  5. 印刷

となります。

まずは名刺制作会社のwebサイトで注文フォームを入力したり、オーダーをFAX送信して、必要な情報を伝えます。
ここで名刺制作会社が用意したテンプレートを選択したり、デザインのイメージ画像などを添付することになります。

注文を受けた名刺制作会社は、オーダーに沿って名刺のサンプルを作成します。
完成したサンプルは、メールで画像が送られてきたり、サンプル品を郵送するなどの方法で提案されます。

どちらの方法でも可能な名刺制作会社に依頼する場合、画像による確認なら納期がより短縮されますが、素材などにこだわっている場合は質感がつかめないためサンプル品の郵送を受けるべきです。
納期か、質感かの優先順位を考えてサンプルの提案を受けるようにしましょう。

提案を受けたサンプルを確認し、注文者側で誤字・脱字がないか、情報に誤りがないか、イメージどおりの仕上がりになっているかなどをチェックします。

この時、例えば「会社名をもっと大きくしたい」「素材の色を変えたい」などの修正をオーダーします。
名刺制作会社によっては「修正は無制限で無料」であったり「3回目以降は修正料金が必要」など対応に差があるので、事前に下調べをしたうえで修正をオーダーしましょう。

サンプルのチェックが完了すれば、実際に名刺を印刷します。
印刷が終わると、近場であれば直接受取りに行ったり配達してもらうことになり、遠方であれば郵送や運送業者の配送によって手元に届けられます。

これは名刺制作の初回の流れですが、2回目以降は変更点がない限り注文フォームに入力するだけで素早く印刷に取り掛かってもらえます。

納期のスピード感を重視する場合は、初回の仕上がりに不満がない限り同じ名刺制作会社に依頼するほうが良いでしょう。
版代やデザイン料金もかからないので一石二鳥です。

まとめ

これから訪問看護の名刺を制作しようとしている方は、今回のご紹介で自分なりのイメージができあがったのではないでしょうか?

もし「ポイントはつかめたが、イメージが描けない」という方は、周囲の方と今回の記事で紹介したポイントを共有してアイデアを募るのも良いでしょう。

名刺制作会社から送信されたサンプル画像を友人や知人に送るなどして周囲の感想を聞くことも良策ですね。

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