独立開業・起業

介護事業者が名刺をつくる前に知っておくべきこと

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介護事業で新規事業立ち上げを考えている皆様。
介護事業者が名刺をつくる上でのポイントを、しっかりと理解されていますでしょうか。

お客様との信頼関係が特に求められる介護業界において、名刺の役割はとても大切です。今回の記事では、介護事業者が名刺をつくる前におさえておきたいポイントに関して詳しくご説明していきます。

一読し、ぜひ開業とその後の経営にお役立てください。

介護事業で名刺が必要な理由

名刺が必要になるのは、主に事業所の所長といった管理者や、ケアマネジャー、ユニット長などの介護職のリーダー的な人になります。
正社員であっても、一般の介護スタッフであるなら特に必要はないかもしれません。

これは、先に挙げた職種や役職の人は、他事業所や他の専門職との連絡を取ったり、新規利用者獲得のための営業をかけたり、あるいは新規利用において、ご本人やご家族との相談や面談の対応を実際にするからです。
誰が応対したのかを覚えてもらうのに便利ですし、連絡をする際にも「○○さんから名刺を頂いていたのですが・・・」と始めると、コンタクトがスムーズにいきます。

介護事業所には中小規模のところが多いですが、小さな事業所であっても会社として名刺を作っていることで、信用もでてきます。

介護事業者が名刺に記載すべき情報とルール

必須項目

  1. 名前
  2. 会社名or事業所名
  3. 会社のロゴ:印象に残りやすくなります。
  4. 所属部署名:規模の大きい施設や、複合的な事業所の場合、所属の部署名が必要になります。
  5. 役職名、肩書:管理者や主任など、肩書があると信用も増します。
  6. 会社or 事業所の住所
  7. 電話番号
  8. FAX番号
  9. メールアドレス:問い合わせはメールが気軽と思われる方もいます。また、ご家族が働いていて、事業所の営業時間内に電話しにくい場合にも便利です。

その他あると役立つ情報

  1. 保有資格:看護師、理学療法士、社会福祉士、介護福祉士などの資格を記入すれば、その分野における知識と経験のある人だという認識を持ってもらえます。
  2. 読みづらい漢字のフリガナ:珍しい苗字などは印象に残りやすい反面、電話をかけたり、呼びかけたりする際に戸惑うことがあります。フリガナを記載しておけば、相手にとって安心です。
  3. 読みづらい漢字のフリガナ:珍しい苗字などは印象に残りやすい反面、電話をかけたり、呼びかけたりする際に戸惑うことがあります。フリガナを記載しておけば、相手にとって安心です。
  4. 会社へのアクセス情報や地図:地図は名刺の大きさからも難しいかもしれませんが、住所の後に「○○駅徒歩○分」や、「○○病院ヨコ」などの情報があれば、所在地をイメージしやすくなります。
  5. 企業理念:スペースの関係から、「まごころ込めて」など短いフレーズにまとめます。
  6. サービス内容:介護事業所として提供しているサービスの内容を記載します。
  7. 関連会社情報:グループの事業所や医療機関、社会福祉法人がある場合に記載します。

介護事業者の名刺作成の注意点

  1. 用紙の大きさ 大きければ目立ちますが、ファイルにまとめて保管することも多いので、一般的な名刺のサイズが好ましいと思います。
    代表的なサイズの寸法は91mm×55mmです。
    これを2倍の大きさにして二つ折にした名刺もあります。その場合には記載できる情報が増えながら、一般的な名刺の大きさにできるというメリットがあります。
  2. 用紙の素材 紙の素材が一般的ですが、和紙を使ったものや、プラスチックを使ったものもあります。
    プラスチックのものは耐久性もありユニークですが、介護においては「温かい印象」というのが重視されますので、紙の名刺が良いかと思います。
  3. フォントの大きさ サービス対象者である高齢者に渡す機会も多いので、大きめのフォントの方が読みやすくなります。特に重要な情報である、事業所名と氏名を他の記載事項よりも大きくしてアピールします。
  4. フォントの色 白地に黒インクのみの名刺よりも、他の色の入った名刺の方が印象に残りやすかったり、色によって、元気、誠実、安らぎなどのイメージを与えることもできます。
    色の組み合わせで、見やすいものであることが大前提です。
    高齢者は加齢による目の衰えで、特に白と黄色の区別が難しいことが多いので注意が必要です。
  5. フォントの太さ 大きな文字ならば太い方がはっきりとして見やすいですが、小さな文字の場合、画数の多い文字はつぶれやすいので気を付けます。
  6. レイアウト 一般的に真ん中に氏名、その上に事業所名、下部には事業所の住所や電話番号などの情報を記載します。
  7. 肩書 肩書に関する質問で最も多いのが、「国家資格でないケアマネジャー(介護支援専門員)という役職を名刺に記載してもいいのか」という点です。
    介護福祉士とは違いケアマネは国家資格ではないですが、都道府県が実施する公的な資格という位置付けになっています。
    そのため、記載しても全く問題がありません。

介護事業者の名刺に好まれるデザイン

  1. グリーンやピンクなど、優しい色合い。
  2. 赤や緑、オレンジ色など、はっきりとした印象ながら、明るめの色合い。
  3. 車椅子や杖をデザインしたロゴ
  4. ハート、クローバー、鳥、花などのモチーフ
  5. 氏名に関しては、他より大きいフォントで、黒ではっきりと。

介護名刺作成ステップ

  1. そもそもなぜ名刺を作る必要があるのか考える 名刺を渡すことになるシチュエーションを考え、どの役職の人に名刺が必要になるか、渡す相手は誰になるのかを考えます。
  2. 自分で作成するか、代行サービスに依頼するか自分で作成する場合、うまくやれば合計の作成費用は安く済みます。
    ただし、それは必要なソフトやプリンターなどを既に持っている場合においてです。
    代行サービスに依頼した場合、これまでに作成してきた経験からのアドバイスをもらえたり、作成に費やす自分の時間が少なくて済みます。
    また、業務用の機器を使用するので、全体的に仕上がりが綺麗になります。
  3. 名刺に記載すべき情報の選択 事業所名や氏名などの必須項目の他、資格や関連会社などの役に立つ情報の取捨選択を行います。
    渡す相手をイメージしながら、どの点をアピールしていくのか決めます。
  4. 部数、かかる費用の見積もり 職種や役職により、渡す枚数にも違いがでてきますが、特に初めて作成する際には、少し割高になっても少ない枚数を作る方が無難です。
    最小の単位は50枚や100枚などになります。
    紙の質やカラーによっても金額に違いが出てくることもあります。
    安いほど良いというわけでもなく、名刺は事業所の印象を左右することもあるということを念頭においておきます。
  5. デザインの選択or 作成 代行サービスを利用する際には、既に設定されたデザインの中から選んでいくので、作りやすいといえます。
    自分でデザインすると、オリジナルを作るという楽しみもあります。
  6. 印刷 印刷する前には何度も見直し、誤字・脱字がないか、間違った情報を載せていないか確認します。

介護事業者の名刺作成費用

自分で作る

必要なものは名刺作成ソフト(約5,000円~7,000円)、名刺用の用紙である名刺カード(約100枚分1,000円前後)、カラープリンタ(約15,000円~20,000円)です。
あくまで事業所や所属する法人に許可を得たうえで、この3点があれば実際に自作が可能です。

代行サービスを利用する

名刺作成の代行サービスはたくさんあります。
100枚を1,000円以下で作るところから、デザインによっては8,000円ほどかかるところまで様々です。

カラーや両面印刷はモノクロの片面のものより高くなります。
いくつかを比較しながら、予算と質の両方で納得のいく名刺を作成していきましょう。

まとめ

名刺を持つことは、渡す相手へのアピールが目的です。
しかし、名刺を持つ本人にも、所属する法人への帰属意識が芽生えたり、役職や資格を記述されていることでプロとしての自覚や誇りが持てるという作用もあります。
メリットの大きい介護事業者の名刺を作り、事業所の運営に役立てることをおすすめします。この記事がご参考になった方は、ぜひシェアをお願いいたします。

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