小規模通所介護が今後打つ手とは?

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小規模通所介護だけに固執しない

 
 しかし、個人的におススメしたいのは小規模通所介護だけに固執するのではなく、他事業に積極的に打って出るという考え方をして頂ければと思います。
ここで言う他事業とは例えば訪問介護事業などや保険外のサービスなどを指すと思って頂ければよいです。
 
 前述したように小規模通所介護単独だけの運営を行っている場合に限れば打つ手が限られています。しかし、例えば訪問介護事業を行っていればデイのピーク時(送迎、入浴、食事など)だけ増員して他の時間は訪問介護事業のスタッフとして兼務させるなど打つ手が増えるのです。
 
 デイサービスの営業終了後に、全然関係のない二次事業などをして場所の活用をすることも一つではないでしょうか。
新設規程で通所介護事業所の設備を利用して、介護保険制度外の夜間及び深夜のサービス(宿泊サービス)を実施している事業所については、届出を求めることとし、事故報告の仕組みを設けるとともに、情報公表を推進する、というものがありますが、これはあくまでお泊りデイサービスをさしているのであり、介護と関係ない事業(カルチャー教室や塾などの活用)については届出の必要はないとなっているのです。
 
 そもそも国の考え方では、デイサービスには地域包括ケアシステムの一拠点として活躍してもらいたい意向はあります。
 
 今回の改定は介護保険事業において、大きな外部環境の変化がありました。我々はこの大きな変化に対応していかなければなりませんし、この変化を「苦しい」、「嫌だ」、「大変だ」と悲観するのではなく、一側面ではチャンスだと捉えて新たなことにチャレンジしていかなければいけないのではないでしょうか。

 

佐藤慎也 介護事業研究会 
 

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