小規模通所介護が今後打つ手とは?

投稿日:

小規模通所介護だけに固執しない

 
 しかし、個人的におススメしたいのは小規模通所介護だけに固執するのではなく、他事業に積極的に打って出るという考え方をして頂ければと思います。
ここで言う他事業とは例えば訪問介護事業などや保険外のサービスなどを指すと思って頂ければよいです。
 
 前述したように小規模通所介護単独だけの運営を行っている場合に限れば打つ手が限られています。しかし、例えば訪問介護事業を行っていればデイのピーク時(送迎、入浴、食事など)だけ増員して他の時間は訪問介護事業のスタッフとして兼務させるなど打つ手が増えるのです。
 
 デイサービスの営業終了後に、全然関係のない二次事業などをして場所の活用をすることも一つではないでしょうか。
新設規程で通所介護事業所の設備を利用して、介護保険制度外の夜間及び深夜のサービス(宿泊サービス)を実施している事業所については、届出を求めることとし、事故報告の仕組みを設けるとともに、情報公表を推進する、というものがありますが、これはあくまでお泊りデイサービスをさしているのであり、介護と関係ない事業(カルチャー教室や塾などの活用)については届出の必要はないとなっているのです。
 
 そもそも国の考え方では、デイサービスには地域包括ケアシステムの一拠点として活躍してもらいたい意向はあります。
 
 今回の改定は介護保険事業において、大きな外部環境の変化がありました。我々はこの大きな変化に対応していかなければなりませんし、この変化を「苦しい」、「嫌だ」、「大変だ」と悲観するのではなく、一側面ではチャンスだと捉えて新たなことにチャレンジしていかなければいけないのではないでしょうか。

 

佐藤慎也 介護事業研究会 
 

-

関連記事

no image

改定の全体像(ポイント)

 所要時間30分以上1時間未満地域包括ケアシステムの最大の目的は在宅生活の維持です。そして、その在宅生活のケアをサポートする中心は訪問介護事業者です。改定資料の中で「認知症高齢者や重度の要介護者の増加 …

no image

在宅・入所相互利用加算

 特別養護老人ホームは、重度者への対応も引き受けながら、地域住民の在宅生活の継続を支援する対応が求められています。今回改定では、「在宅・入所相互利用加算」に見直しが入り、在宅促進のために要件が緩和され …

no image

集合住宅に居住する利用者へのサービス提供

 集合住宅におけるサービス利用に関しては各サービスが包括化の流れにあります。訪問介護、訪問入浴介護、夜間対応型訪問介護、訪問看護及び訪問リハビリテーションについて、以下の見直しが入りました。 &#16 …

no image

中重度者と認知症患者への対応強化

 ■認知症対応型共同生活介護  夜間における利用者の安全確保を更に推進する観点から、現在は評価の対象となっていない宿直職員による夜間の加配を新たに評価。   ・夜間支援体制加算(I …

no image

おさえておきたい医療・医療保険情報 No.5

介護・医療連携の推進に向けておさえておきたい医療・医療保険関連の最近の動きを紹介します。 医療事故調施行から1年 1割で患者の納得得られず 医療事故調査制度が始まって1年が経過した。医療事故調査・支援 …