どうする?デイサービスにおける看護職員さん配置緩和について

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今改定においてデイサービスにおける看護職員さんの配置緩和が決まりました。

 

内容としては、以下のいずれの要件も満たしている場合については、看護職員が確保されているものとするとなっています。

 

・病院、診療所、訪問看護ステーションとの連携により、看護職員が営業日ごとに健康状態の確認を行っていること

・病院、診療所、訪問看護ステーションと指定通所介護事業所が提供時間帯を通じて、密接かつ適切な連携が図られていること

 

この見直しの狙いとしては、

在宅重視をしていく今後の方針のなかで、看護士の役割が拡大していく。地域で不足している看護士についてはその専門性を効果的に活かすことができるようにしたい。だから、デイサービスの看護士さんを病院、診療所、訪問看護ステーションに還元して欲しい。

そこで連携した場合は、人員配置基準を満たしたものとするという形にしているのです。

 

 

皆さんが気になるところは、実際に連携した場合、どの程度の時間居てもらえばいいのか?

ということだと思います。

 

解釈通知等に規程が細かく書かれているのかと思って探してみましたが、特に記載されていなかった為、

直接、厚生労働省の担当官に聞いてみると、

「特にはっきりとした時間等の規程はありません。規模に応じてという形になると思いますので30分であったり、1時間であったり適切な時間居て健康確認をして頂ければよいです」という回答でした。

 

また、連携に際して、業務委託料的なものを病院、診療所、訪問看護ステーションさんにお支払することになるかと思いますが、その解釈で大丈夫ですかという問いに対しては、

「法人同士で契約等を結んで頂く形になると思いますので、おそらくそのような形が多くなると思います。」という回答でした。

 

事業者さんとしては、看護職員さんの配置を緩和することによって、人件費の削減が期待できるかと思いますが、看護職員兼機能訓練士で配置している場合や、新規で創設された中重度者ケア体制加算を取得しようと思えば、結局ははずことが出来ませんのでお気を付け下さい。

 

機能訓練士を単独もしくは、機能訓練士兼介護職員で配置をしている場合や中重度者ケア体制加算を取る予定がないのであれば、連携を模索したほうが良いと思います。

 

 

佐藤慎也 介護事業研究会 

 

http://www.kaigoken.com/

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