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介護事業所のエアロバイクの日常メンテナンス


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エアロバイクは多くの介護事業所で用いられるトレーニング機器です。正しい使用方法を守らなかったり、メンテナンスをしていなかったりすると、故障の原因になります。故障してしまうと、安全性に問題が生じるだけではなく、修理費用が高額になってしまうこともありますので、定期的なメンテナンスで機器を長持ちさせましょう。
この記事がエアロバイクを導入している介護事業所経営者の方の参考になれば幸いです。

エアロバイクをリハビリで使用する方法

エアロバイクは病院のリハビリでは古くから利用されていますが、高齢者の施設でもよく利用されるようになりました。病院等では自転車エルゴメーター(医療機器)と呼ぶことがあります。

エアロバイクを利用したリハビリについて

目的・持久力を高める。
・下肢の筋力を高める。
・有酸素運動をする。
・運動負荷や量を管理する。
・下肢の関節に負担をかけないように運動する。
・下肢の関節の動きを良くする。
効果・心肺機能の向上などを含めて持久力が上がる。
・負荷を上げることで、下肢の筋力増強を行うことができる。
・適度な負荷と時間で生活習慣病の予防や改善をすることができる。
・脳の機能を活性化することができる。
留意点・運動開始前の血圧・脈拍を測定する(血圧が高い、脈拍が早い場合は中止する)。
・体格・目的に応じてシートの高さを調整し、ロックを確認する。
・乗り降りの際に転倒する危険があるので注意する。
・ペダルバンドが適切な位置になるように調整する。
・低負荷、短時間から実施し、無理をしない。
・運動中の脈拍、体調不良などに注意する。
・運動終了後の血圧・脈拍を測定する。

エアロバイクのメンテナンスのために準備するもの

エアロバイクは定期的にメンテナンスを行うことで故障を少なくし、長持ちさせることができます。エアロバイクはメーカーやタイプによりメンテナンスの方法が異なります。基本的には取扱説明書に記載の通りに日常メンテナンスを行うことが大切です。 故障時にはサービスマン以外の分解・修理を禁止していることが多いため、日常メンテナンスで異常が見つかった場合にはメーカーサポートへ連絡しましょう。
それではエアロバイクのメンテナンスのために準備するものをご紹介します。

取扱説明書

商品ごとにメンテナンスの方法が違いますので、取扱説明書で確認する必要があります。また、日常メンテナンスの部分をマニュアルとして編集し、エアロバイクのそばに置くと良いでしょう。

雑巾などの布(濡れたものと乾いたもの)、中性洗剤など

シートやフレームなどに汚れがついた時は、薄めた中性洗剤等を布にしみこませて軽く拭きます。その後、乾いた布で水分が残らないようにふき取ります。

その他

通常のメンテナンスでは特別な工具は必要ありません。分解整備をする場合は一般的な工具以外に自転車用の専用工具が必要になる場合がありますが、メーカーの担当者が用意し、対応します。

エアロバイクのメンテナンス方法

エアロバイクのメーカーサポートを受けるためには、取扱説明書に記載している通りの適正な使用、日常のメンテナンスが必要となります。

メンテナンス

使用後
毎回
・本体設置にぐらつきがないか確認
・フレーム異常の確認
・電源スイッチの動作確認
・サドルの高さ調整、ロック確認
・ハンドルの固定確認
・クランクの状態確認
・ペダルの固定確認
・動作音の確認
1ヵ月
1回
・電源プラグ、電源コードの確認
・電源コード接続部の確認
・操作パネルの確認
・負荷の切り替え等動作の確認
1年
1回
・全体的な動作の確認
・ネジ止め箇所、ナットでの固定箇所などに緩みがないか確認
・電源系の確認(絶縁抵抗など)

点検の頻度にとらわれず、異音・異臭など異常が感じられたら、すぐに使用を中止し点検を依頼してください。

エアロバイクのメンテナンスを怠るとどうなるか

エアロバイクへの影響

・耐用年数が短くなる
日常メンテナンスを行わず、不具合が生じている状態で使用を続けると、パーツが破損する場合や関連するパーツにまで故障が拡大する可能性があります。早期に異常を発見して対応することで、出費を抑えることができるでしょう。
また、メーカーの耐用年数は、使用者が定期的なメンテナンスを行わない場合、保証されない場合がありますのでご注意ください。

ご利用者への影響

・不測の事態が起こる 
ペダルやシートなど、本来しっかりと固定されていないといけない部分が緩んでいると、パーツが外れるなどの思わぬ事故を引き起こしてしまう可能性があります。特に高齢者の場合は重大な事故につながる可能性があります。パーツの緩みや本体の設置状態、電源ケーブルの配置などは常に確認し、事故を防止する必要があります。保守点検不備による事故は介護事業所側の過失となります。

まとめ

今回はエアロバイクのメンテナンスについてお伝えしました。毎日多くの方が使用するエアロバイクは、不具合が生じる場合が多いでしょう。定期的なメンテナンスを行うことで不具合を早期に発見しましょう。また、適切に対応することで、耐用年数を伸ばし、器具の故障によるご利用者の事故を予防することができます。
今回の情報が参考になりましたらシェアをよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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