人材確保のための実践的アドバイス―その15 離職防止・定着促進に向けた具体策

テーマ 【コラム】吉澤努  2016-12-21
辞めない人材採用のために必要なこととして、職場体験を通じて仕事内容を理解してもらうことが大事だが、さらに大切なのは離職防止・定着促進に向けた対策である。職員の満足度を高め、働きがいが感じられる職場づくりを考えたい。

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職場体験によって雇用側と求職者をマッチング

 前回に引き続き、辞めない人材を採用するという意味で、可能であれば、介護事業所にぜひ行っていただきたいことがあります。

 それは「職場体験」です。早期離職を防ぐためには、十分効果的だと私は思っています。話だけではわからない部分を、現場を見てもらい、実際に体験していただくことによって、わかるケースが多々あると思います。

 岐阜県内のとある法人では、正規・非正規問わず、新規に人材を採用する場合、本人が就職を希望する事業所で、ご本人の合意の上で2日間、ボランティアという形で職場体験の機会を提供しているといいます。

 こういった職場体験を通じ、求職者は、就職する事業所の業務をひと通り経験し、希望する仕事が自分の考えているような内容かどうかを、あらためて確認する。一方受け入れる側は、ともに働く仲間としての視点で確認。そして、双方とも合意に至れば正式な採用になる、とのことです。

 いったん入職となれば、受け入れる側もさまざまな手続きや準備をしなければなりません。早期離職にならないよう、可能な限りミスマッチを防いでいこうとする意識の表れといえる試みではないでしょうか。

 2日間が難しければ、もちろん1日でも構いません。あくまでボランティアという位置づけなので、無理のない範囲で行っていただくことが重要だと思います。

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テーマ 【コラム】吉澤努  2016-12-21

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