人材確保のための実践的アドバイス―その13 求人ターゲットを定めるには、柔軟な発想も時には必要

テーマ 【コラム】吉澤努  2016-09-08
今までの記事では、人材確保の際の「打ち手」について説明してきたが、今回は、求人ターゲットの定め方について、解説したい。そのためには、少し視点を広げ、従来にない柔軟な発想が必要だ。その発想のポイントとは?

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非コア業務については、積極的にサポート職を活用

 事業所の介護職員は、さまざまな業務を複合的に担当しているケースが少なくありません。介護職員の人材不足という現状、将来を鑑みて、この業務は本当に介護の専門職が担うべきか、という視点でもう一度検証し直して、スタッフの配置を考えてみるのもよいのではないでしょうか。

 専門職の負担軽減を図り、専門職には専門職としての対人援助業務に注力していただき、より利用者満足の高まる介護事業所を構築しませんか、ということです。

 正社員の負担が過多になっているとかねてから感じているある法人では、複数のサービスやマネジメントなどを担当せず、一つのサービスや業務に仕事の範囲を限定した求人募集枠を設け、職員を採用しているとのこと。本人の能力を超えた過度な負担を強いるのを避けるとともに、特定の業務のエキスパートになってもらうことを期待しているそうです。

 私の在籍していた事業所でも、「入浴専門スタッフ」という職員に活躍していただきました。「入浴介助」というのは、介護業務のなかでも特に大変な部分を担うので、そこを重点的に補助してくれるというのは、大変有意義だと思います。そのまま、少しだけ時間を延長していただいて、「食事介助」のお手伝いまで助けてもらったり、あるいは「食事介助だけ」という短時間での働き方も、求職者によっては希望する人がいるかもしれません。

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テーマ 【コラム】吉澤努  2016-09-08

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