平成29年度介護報酬改定における処遇改善加算の改定率アップについて

テーマ 【コラム】佐藤慎也   2017-02-08
今回は第135回社会保障審議会介護給付費分科会資料から今年の4月から処遇改善加算の改定率がアップする件について、新たに加わったキャリアパス要件IIIや加算率の比較をした内容をお伝えしたいと思います。

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改定における背景

 平成29年4月から新たに処遇改善加算の加算率が大幅にアップ致します。過去の例であれば平成30年4月の介護保険改定と合わせて行うことが普通と考えられますが、今回はそれよりも時期が早まっての実施となっております。

 これは昨年8月に政府が閣議決定した『未来への投資を実現する経済対策』において、一億総活躍社会の実現の加速における取組で「子育て・介護の環境整備」というテーマが掲げられており、2020年代初頭までに50万人分の受け皿(施設・住宅等)を前倒しして整備し、介護離職ゼロを目指すために、介護サービスを提供するための人材の確保に向けて処遇改善を実現すると方針が盛り込まれておりました。

 具体的には、介護保険制度の下で、介護人材の処遇については、キャリアアップの仕組みを構築し、下記資料でも記載されているように他の対人サービス産業と比較して、年収が10万程度低いことから月額平均1万円相当の改善を平成29年度(2017年度)から実施するとされておりました。

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テーマ 【コラム】佐藤慎也   2017-02-08

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